子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕 上

子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕 上

ビジネス・実用
924円 (税込)

4pt

4.0

親が愛情をかければ良い子が育ち、育て方を間違えれば子どもは道を踏み外す――この「子育て神話」は、学者たちのずさんで恣意的な学説から生まれたまったくのデタラメだった! 双子を対象にした統計データからニューギニアに生きる部族の記録まで多様な調査を総動員して、子どもの性格と将来を決定づける真の要因に迫る。センセーショナルな主張が物議を醸す一方、子育てに励む人々を重圧から解放してきた革命的育児論。

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  • 子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕 上
    924円 (税込)
    親が愛情をかければ良い子が育ち、育て方を間違えれば子どもは道を踏み外す――この「子育て神話」は、学者たちのずさんで恣意的な学説から生まれたまったくのデタラメだった! 双子を対象にした統計データからニューギニアに生きる部族の記録まで多様な調査を総動員して、子どもの性格と将来を決定づける真の要因に迫る。センセーショナルな主張が物議を醸す一方、子育てに励む人々を重圧から解放してきた革命的育児論。
  • 子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕 下
    924円 (税込)
    「子育て神話」を葬り去る、革命の書! 〈本書に登場する事例〉 ・子どもは家と学校とで性格ががらりと変わる ・英才教育を受けた「神童」の多くは悲惨な末路を辿っている ・移民の子どもたちは家では母国語、外では第二言語を話す ・スラム街を去った不良少年の学業成績は劇的に向上した

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    Posted by ブクログ

    生まれと育ちについて適当なことを言ってくる人にエビデンスで殴り返せるのでとても有用です。
    行動遺伝学(双子の比較)や行動経済学、統計など論文もたどれるので便利。

    これを肝に銘じて子育てしてる。

    要約
    「子どもの性格は生まれつき」
    「遺伝子の組み合わせで決まるので、きょうだいでも違う」
    「育てにくい子もいるけど、それも受精のときに決まることなので妊娠中の過ごし方とか親の育て方とか愛情の問題ではない」
    「親子で性格が合わないこともある」

    引用
    「ジェンダー意識、すなわち自分が男の子であるか、それとも女の子であるかという意識は、その人に備わった性器の種類によって決まるものではない。ましてや親が与えようとして与えられるものではない。」

    0
    2019年06月08日

    Posted by ブクログ

    見方としては面白いので一読の価値ありだが、研究としては甘いと感じた。

    3000万語の格差という研究がある。沢山言葉が飛び交う家庭とそうでない家庭。前者で育った子の方が語彙を獲得する、という研究だ。本書ではこうした研究において、沢山言葉が飛び交う家庭ならば、社会文化的地位が高い可能性があり、遺伝子的にも優れた可能性があるから、沢山言葉を発さなくても子どもは言葉を獲得したのではないか
    と疑問を呈する。
    たしかにな、と思う一方で、本書でも取り上げられたように帰無仮説、否定的な内容を立証することは出来ない。また、
    結局、「重要なのは親じゃない"こともある"」までしか主張できないはず。多くの読者が思う「親の影響で自分はこうなっている」という事例が複数ある以上、結局、親としてやれることはやる必要がある。
    ただ、本書で述べられているように、子育てにしんどくなったら、「重要なのは親じゃない」と都合いい時には信じて、適度に息抜きするのも大切だと感じた。
    また、本書は社会化説を支持する。すると、より良い社会、良い学校などに保護者は自分の子どもを入れようと尽力する。すると、著者のいう「子育てを少しでも楽にしたい、親の子育てストレスを軽減したい 」という目的から遠ざかり、受験熱を増してしまう。構造的な矛盾を抱えている。
    大量の論文をメタ分析した教育学者ジョンハッティのように、メタ分析してみないことには、「重要なのは親」なのかどうか論ずるのは難しいのではないか。
    結局、文脈依存性VSポータブルスキルという話かもしれない。
    「子どもに対する親の行動は、親と一緒のとき、または親を連想する状況で、子どもがどう行動するかに影響を及ぼす」と述べていて、親の影響力も認めている。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    親が影響を与えられるのは幼少期までで、その後は所属する集団に影響されるという考えは自身の見解と一致していた、と云うよりそれが一般的だと思うので真っ当な本だと思う。

    0
    2024年09月04日

    Posted by ブクログ

    難しかったけど、心理学を専攻し、親子関係やパーソナリティに興味をいだいていた自分自身も、これまでのTVとかからの情報などによって、たくさんのバイアスがかかっていたんだということを感じた。
    心理学は人間を大体のまとまりとして一定の法則性を見出すような学問だけど、あまりにもその知見がすべてだと言い切ってしまうのは少し怖いことだなあと思った。

    あまり何もかもを心の問題に帰属するのは違うのかも、

    0
    2020年01月12日

    Posted by ブクログ

    新版になって、読みやすくなった。

    子供の性格は遺伝子が約半分を担っているが、残り半分は環境に影響される。
    環境のうち行動様式や言葉遣いに重要な影響を与えるのは、親から子への伝承ではなく、子供の仲間からの伝承である。
    伝統社会で、年齢を超えた子供同士の社会が存在する場合は、文化は、子供社会内で時代を超えて受け継がれていく。
    近代社会で、子供同士の社会が、年齢で輪切りにされている場合は、有力な親集団から子供社会へ、そして子供社会内で文化が伝えられていく。
    移民が多く住む地域にいれば、子供社会も移民文化を受け継ぐので、移民の文化が保存されるが、移民家族が、同じ文化の移民があまりいない地域に移住すると、家庭内で移民文化を引き継ごうとしても、子供は周囲の子供社会の文化を継承することになる。

    0
    2019年05月21日

    Posted by ブクログ

    『サピエンス全史』を買う金がなかったらこれ読んどけ、くらいの当たり本。

    子育てハウツー本ではありません。
    ・・・そして、読みやすい本でもありません。

    これは、科学と研究手法に対するちゃぶ台返しの仕方が書かれている本です。執筆において挫折と恨みを情熱の燃料に投入するちょっと扁壺なおばあちゃん(在野の方です。つまり、一般人。)の稀有な研究書。引用やテーマは縦横無尽。発達心理から人類学、統計、ジェンダー論まで筆者の粘着質な追及が冴え渡る!

    子育て中の人はこれを読めば肩の力が抜けるはずです。
    子育て終えたみなさんには、自分の子育ての結果についてあまり思い悩むことのなくなる胃薬みたいな本。
    そしてすべでの皆さんにとって、自分の人となり(性格や習慣や振る舞い方や言葉遣い。本書では人格ではなく性格という表現を選んでいる。)がどのようにして形作られたかを遡る、自分のルーツに想いを寄せる知的な冒険になるはずです。

    文庫で安いし、オススメですよ〜。

    0
    2018年12月15日

    Posted by ブクログ

    親は、子供の家庭内での活動様式には大きく影響を与えられるが、外の社会での活動様式は外の子供社会で習得するという話。言われてみれば、もっとも。

    0
    2018年02月11日

    Posted by ブクログ

    子供の社会化への親の影響度合いをどう考えるかを社会心理学や行動遺伝学の様々な研究結果を基に考察。
    従来では親が子供の性格を決める重要な役割を担っている(子育て神話)と言う思想が一般的であったが,永続的な性格という点においては親の影響は限定的であるという説を提唱している。

    影響を及ぼさないのではなく,限定的であるという点がミソである。当然ながら乳幼児期の愛着の形成は子供の発達にとても重要な役割を果たす。

    研究結果->知識人のpickup->世論 という流れで様々な思想は広まっていくが,この分野はそもそもの研究結果自体が確実でなく,一見正反対に見える様々な意見が乱立している。
    結局のところ統計処理では因果関係は掴めないので,それっぽい相関関係は取れるがその因子はどれだったのか,が曖昧であるということを頭の片隅に入れて冷静な目でこれらの説を眺めていくのが良い気がする。

    性格というものはそれぞれの集団に対して生成されるもので別の集団に対しては別の顔を持つということはそれほどおかしなことではない(むしろ自然)。

    乳幼児の息子を持つ身としてはあまり気負わず,育つように育つ(本書では社会の中での性格は親とのやりとりとは別の集団において醸成されるという説)と思って育児(と言う名の息子との遊び)を楽しめれば良いと思っている。

    0
    2017年10月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    親の養育によって子供の人格は型作られるという、「子育て神話」に対する反論として有名な本。

    いわゆる社会科学に対する方法論上のツッコミ(実験ができないのに相関関係を因果関係とみなしがち)など冗長な部分も多いが、主張としては以下の三点

    ・子供の性格形成に親はほとんど無関係。親と似るところはあるが、その理由は遺伝子を受け継ぐことと、親と同じ文化に属するからにすぎない。

    ・子供の社会化、性格形成は家庭外での経験、すなわち仲間との共有環境による

    ・人の行動パターンは一般化されにくい。家庭での行動は家庭内だけで有効な行動で、子どもたちは新しい状況では現状に即した新しい行動パターンを身につける

    0
    2017年10月23日

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