石田理恵の作品一覧
「石田理恵」の「子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石田理恵」の「子育ての大誤解 重要なのは親じゃない〔新版〕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
上に書かれていた内容と同様に、ここでも引き続き社会集団仮説が唱えられている。子供は親の影響よりも、共有している仲間集団の影響を強く受ける。ということだ。文化の継承においても同様のことが言える。例えば、家では正直者なのに、外では不誠実になる(仲間の影響)ということもある。親が家庭内でどれだけ丁寧に子育てをしても、家庭の外においてもその影響が続くとは限らないのだ。
ジェンダー論においても興味深い主張がされていた。(私は性差別者ではないです笑)筆者の主張では、やはり男女は異なる。実際に偏見と言われていることは正しいことが多い。女の子はおままごとをし、男の子は電車の模型で遊ぶ。ただ、勘違いしてはいけ
Posted by ブクログ
子供への親の影響が現代社会では過大評価されている。彼らの性格や家庭以外での振る舞いに対して、両親は永続的な影響を及ぼすことができない。という主張がこの方ではされている。
まあ、よく言われるのが「半分が遺伝で、半分が環境」。しかしこの主張は、いくつかの脆い。
まず、環境とは「遺伝によっても曲げられてしまう」。例えば、外向的な子と内向的な子。片方ずつ産んだ親は、それぞれに対する育児の方法は異なる。つまり、環境50%の中に遺伝的な要素が含まれている可能性がある。これを間接遺伝子作用という。(ここに関しては、ダニエルネトルも同様の主張をしていた気がする)実際、行動遺伝学の研究によって、親の行動は
Posted by ブクログ
生まれと育ちについて適当なことを言ってくる人にエビデンスで殴り返せるのでとても有用です。
行動遺伝学(双子の比較)や行動経済学、統計など論文もたどれるので便利。
これを肝に銘じて子育てしてる。
要約
「子どもの性格は生まれつき」
「遺伝子の組み合わせで決まるので、きょうだいでも違う」
「育てにくい子もいるけど、それも受精のときに決まることなので妊娠中の過ごし方とか親の育て方とか愛情の問題ではない」
「親子で性格が合わないこともある」
引用
「ジェンダー意識、すなわち自分が男の子であるか、それとも女の子であるかという意識は、その人に備わった性器の種類によって決まるものではない。ましてや親が
Posted by ブクログ
子供sj風団が成立すると、その集団固有の文化が自然発生する。親が移民同士で、共通言語を持たない子供同士でも、子供集団が成立し、新しい文化・言語が成立することがある(新しい手話言語の自然発生など)
ジェンダーの差は、大人社会が子供に押し付けるものではなく、子供集団において自然発生する。男の子集団と女の子集団が成立すると、ジェンダーの差が発生する。女子校のように女の子だけの場合は、ジェンダーの差は大きくならないし、逆に集団が小さすぎて女の子だけのグループが成立しない場合もジェンダーの差は発生しにくい。
固有の子供集団が成立すると、その集団は他の集団からの違いを際立たせる方向に集団文化を発達させ