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Posted by ブクログ
2013年に単行本として刊行。
連載中は「漢(おんな)である」というタイトルだったらしい。
執筆時、伊藤比呂美さんは現在の私の年齢と同じ55歳だったようで、娘3人を連れてカリフォルニアで多国籍の男性といっしょになり、父の介護のため熊本にも頻繁に帰っている。
私はどうも更年期障害というものがピンとこなく、男性のもあるらしいがたぶん女性の方が強いものなのだろう。本書には彼女自身の身体の変調を含め、アメリカンな脂っこくて甘いファストフードで太ったり、ダイエットのため「ズンバ」なるエクササイズに励んだり、さまざまな日常の光景が描かれている。
このような気軽な感じのエッセイは、小説家や詩人にとっては小遣い稼ぎ程度で、芸術的な「作品」を作ろうという意志はないのだろう。そんなユルさを読み取って時間が費消されていく感覚がリラクシングである。
こないだ読んだもうちょっと近年の伊藤さんのエッセイは芸術的なひらめきも一部あったのだが。
Posted by ブクログ
私53母77、現在両者の関係は最悪だ。コロナ禍もあって1年以上会っていないし、会話もない。電話は着信拒否にしている。
なんとなれば、私は今、思春期の娘をふたり抱えているからだ。赤ちゃんの頃は物理的に取り扱い注意だったけれど、この年頃は精神的取り扱い注意。母が我が子にしたように、叩いたり馬鹿などの人格否定暴言をぶつけたり、兄弟やほかの子供と比較して詰ったり子どもの言い分を訊かず頭ごなしに叱りつけたり、ということを、私は娘たちに決してしてはならないのだけれど、そうされて育った私にはその行動が三つ子の魂百まで身に染みてしまっていて、ちゃんとそのときのかなしい気持ちとか悔しさを覚えておきその都度思い出さないと、うっかり娘たちにやっちゃいそう。だから、今の私は心の底から母がにくいし自分がきらいなのだ。諸悪の根源である母と会ったり話したりしたいハズがない。
本書の中で、作者は関係性の良くなかった亡母を思い出したり父親を看取ったりしている。あとがきまで読んだら、文庫化するまでに配偶者まで看取っていた。
閉経して親を見送り娘たちを巣立たせたら(どういう順番になるかはわからんけど)、こんなカンジに身軽な気分になれるのだろうか、それともまたつまらん悩み事で悶々としてしまうのだろうか。(2021-02-10L)
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