もののふ莫迦

もののふ莫迦

836円 (税込)

4pt

時は豊臣秀吉の天下統一前夜。肥後国田中城では村同士の諍いの末、岡本越後守と名乗る男の命が奪われんとしていた。だが、そこに突如秀吉軍が来襲。混乱に乗じた男は武器を取り応戦、九死に一生を得る。その戦いぶりを見込んだ敵将・加藤清正は、最愛の女性を人質に軍門に降らせ、越後守を朝鮮の陣に従軍させるが―。

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もののふ莫迦 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年08月14日

    「本屋が選ぶ時代小説大賞」との帯に誘われ読んでみたらめちゃくちゃ面白かった。こんなに心踊る話は久々。どこまで史実に則っているのかな?

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    Posted by ブクログ 2020年05月10日

    面白かった。
    加藤清正、朝鮮派兵がこのような形で描かれるとは思わなかった。
    たけも魅力を感じたし、もののふに最後までこだわった岡本越後の魅力も素晴らしい。岡本越後の行動が良いとわかっていても、できる人はいるだろうか?

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    Posted by ブクログ 2020年01月12日

    豊臣秀吉の家臣で、肥後の国を統治することになった加藤清正と肥後の国で育った岡本越後守による対立を描く。
    岡本越後守は、肥後の国が負けた時に、加藤清正が肥後の人を蔑んだことが許せない。

    岡本越後守は自分よりずっと身分の高い加藤清正に、武士としての道を説く。
    「おのれが敗北するかもしれぬとの思いを胸に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月11日

    骨太な時代物を読みたかったので読んでみた。
    タイトルの通り、二人のもののふ莫迦の対比を中心に物語が進んでいく。一人は加藤清正。当然のごとく史実に実在した人物である。一方は岡田越後守という架空の武士。互いが信じるもののふの道のぶつかり合い、違う立場で反目し合いながらもわかり合っていく。戦乱の時代に翻弄...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月23日

    秀吉による九州平定戦の折、若き加藤清正の肥後武士への敬意を逸した対応を「もののふの道」に外れた行為であると怒りを露わにする岡本越後守。他の国衆は圧倒的な兵力に屈し戦わずして本領安堵を望むも、越後守は徹底抗戦を主張し出奔。その後、佐々成政による両国経営の失敗により一揆が多発する肥後国。秀吉の命を受けた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月02日

    出だしはなかなか話の展開もなく読み進むめるのに時間がかかったが、中盤からいっきに話が面白くなり、あっという間に読み終わってしまった

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    Posted by ブクログ 2018年05月04日

    加藤清正の話を読んでみたく検索したらこれがについたので読んでみた。 
    確かに加藤清正は出てくる。主人公のライバル的存在として。 
    本作の主人公、岡本越後守が己のもののふの道を全うせんとどのような境遇に落ちても我を貫き通し、やがて周りを感化し巻き込んでいく。

    熱い!奇妙な偏屈野郎にみえる男が、戦とな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月25日

    歴史物や時代小説と言われる作品において所謂、痛快な戦物にあたる作品である。
    ただ主人公が信念としている事が「もののふ道」、日本の武士道であり、その極端さが作品の面白みになっている。
    ストーリー展開や構成も中々優れている作品だと思う。

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    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    もののふについて、こだわった物語。展開は面白く、ぐいぐい読んでいった。もののふが何かと言うことについて、解釈がいろいろあるのかな。(イメージが違った)

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    Posted by ブクログ 2019年12月02日

    どうして秀吉が朝鮮半島に攻め入るということをしたのか
    ということをこの本で趣旨としてはいないが

    しかし歴史的には加藤清正らがそこで戦をしたのである
    戦争は当然、残虐非道なのである

    秀吉の九州制覇から始まった、この物語の主人公「岡本越後守」(才蔵)」の
    男気・カリスマ性を軸にして非道の道を良くも悪...続きを読む

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