「うつ」にならない習慣 抜け出す習慣

「うつ」にならない習慣 抜け出す習慣

1,540円 (税込)

7pt

4.3

もしかして「うつ」かもと思っているあなたに読んでほしい――――。

ストレス社会。
誰もが大なり小なり、悩みを抱えている。
中には、ひどく落ち込む人もいるだろう。
医師会と製薬会社は、こういう人たちに、「うつは心の風邪。誰でもかかりますが、お薬ですぐ治ります」という「キャンペーン」をはった。
その結果、精神科の敷居が低くなり、気軽に通院できるようになった。

では、それでうつは減ったのか。
むしろ急激に増えたのである。
「うつ」と診断され、抗うつ薬や睡眠薬をどんどん処方された人は、少しも良くならず、むしろ薬の副作用に苦しんだ。

ここ20年ほどの間に、うつ病、適応障害などの人は2倍、3倍にも増えたと言われる。
そのなかには、深刻なうつ病ではないのに、「軽症うつ」「新型うつ」などと、病名を与えられた人も多い。
とくに1999年に認可されたSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、「魔法の薬」のように言われたが、むしろ患者数を増やした。

今では、「うつの多くは一種の生活習慣病」という見方をされるようになった。
薬だけでは治らないのだ。

長年「軽いうつ」と言われて、すっかり薬漬けになり、今の不調や落ち込みが「うつ」からくるものか、薬の副作用か、運動不足(うつになると動きたくなくなる)などによるものか分からなくなっている人も多い。
あなたの病気は、うつではないかもしれない。冷静になってみよう。

うつにならない、うつから抜け出すには生活習慣を整えればいい。
しかし、落ち込んでふさぎ込んでいる人は、何もしたくない。
「軽い散歩で気晴らしを」といわれても、散歩を習慣化することができない。

そこで、習慣化に定評のある「行動科学マネジメント」の考え方をうつ予防に活かそうというのが、この本の考え方だ。

気が滅入って引きこもる→外出しないから体力が落ちる→ますます疲れやすくなる→全身倦怠感、疲れやすさなどのうつの症状が強くなる→だるいのでなお、外出したり人に会わなくなる……。
まさに「うつのスパイラル」である。
これを断ち切るヒントがいっぱいなのが、本書である。

うつは、つらい。しかし「悩み」は病気ではないのだ。
うつから抜け出すには、ほんの少し頑張って習慣を変えなければならない。
それは、苦しい作業かもしれないが、薬だけでは、うつは治らない。

ストレスがたまり、「このままでは、うつになってしまうかもしれない……」と不安に思っていないだろうか。
でも心配はいらない。対処法さえ間違わなければ、うつはそんなに深刻な病気ではないのだ。

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「うつ」にならない習慣 抜け出す習慣 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者自身もうつ経験者で、うつについて、特に経度うつについて、概要が非常によくわかる。製薬業界も例に出し、客観的な視点も効いており、非常に良書だと思った。

    1
    2020年08月02日

    Posted by ブクログ

    うつ病未満の方向けに書かれたもので、うつ病の方向けに書かれたものではない。
    行動科学マネジメントという観点からうつ病に効くことをまとめており新しい視点だなと感じた。

    0
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    心が病んだと思ったら読んだ方がよい必読の本。

    p7
    ところが睡眠薬の多くは依存性が強い。最初は1錠で眠れたものが2錠、3錠と増えていき。。。、そのうち、睡眠薬が無いと眠れなくなる。

    →睡眠薬、精神科で出す薬は危険と思った。

    p33
    気が滅入ったり後悔ばかりする心配性の人が、ストレスに耐えられな

    0
    2017年11月01日

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