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同性カップルが養子縁組によって子どもを迎えるまでの事の次第を等身大で綴った痛快ノンフィクション。ダンとテリーはゲイのカップル。オープン・アダプション(開かれた養子縁組)で子どもを迎えようと決めた二人だが、男二人で「育ての親」になるという挑戦に加え、「生みの母親」であるホームレスのパンク少女メリッサの事情も絡んで、縁組成立まで一喜一憂の道のりに……。前例のないさまざまなステップを踏破して、ついに愛する息子D・Jの親になるまでの自身の体験を、機知とユーモアたっぷりに語る。自虐&下ネタ満載で(その実、真摯に)経験を語り、同性愛への偏見に対しては辛辣な皮肉の乱れ撃ち! この愛すべき著者は、世界的なムーブメントとなったIt Gets Better Projectの発起人にして「アメリカで最も有名な同性愛者の権利擁護活動家の一人」(ハフィントンポスト)。何が人を親にするんだろう、家族って何だろう──読み進むほどにページを繰る手がもどかしいほど加速する、新しいかたちの家族の誕生物語。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年10月03日
ゲイのカップルが養子を迎える話となるとどうしても性的指向の部分に目がいきそうだが、特別養子縁組の養親としての悩みをリアルに描いたところに1番の価値がある。たとえば障害があるとか、どんな子どもでも迎えるのか、親兄弟へどうやって養親になることを伝えるのか、実親への手紙はどんな感じか…もちろん、アメリカで...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月07日
1999年にアメリカで刊行されたエッセイ。ゲイのカップルが、オープン・アダプション(開かれた養子縁組)により、父親となるまでを描く。
鋭いユーモアと巧みな語り口で、読むほどに引き込まれてしまった。だいぶ昔の状況ではあるけれど、SOGIへの理解が中々進まない現状を考えれば、今の日本でも読まれるべき本で...続きを読む
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