ユーザーレビュー キッド――僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか ダン・サヴェージ / 大沢章子 1999年にアメリカで刊行されたエッセイ。ゲイのカップルが、オープン・アダプション(開かれた養子縁組)により、父親となるまでを描く。 鋭いユーモアと巧みな語り口で、読むほどに引き込まれてしまった。だいぶ昔の状況ではあるけれど、SOGIへの理解が中々進まない現状を考えれば、今の日本でも読まれるべき本で...続きを読むあると思う。 Posted by ブクログ キッド――僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか ダン・サヴェージ / 大沢章子 ゲイのカップルが養子を迎える話となるとどうしても性的指向の部分に目がいきそうだが、特別養子縁組の養親としての悩みをリアルに描いたところに1番の価値がある。たとえば障害があるとか、どんな子どもでも迎えるのか、親兄弟へどうやって養親になることを伝えるのか、実親への手紙はどんな感じか…もちろん、アメリカで...続きを読む主流のオープン・アダプションを取っているため、本書でかなりの割合を占める実親との濃い関わりは日本ではありえない。それでも、我が子を養子に出さざるをえない実親との交流は、家族や血の繋がりについて考えさせる。 Posted by ブクログ ダン・サヴェージのレビューをもっと見る