アウシュヴィッツの小さな厩番

アウシュヴィッツの小さな厩番

ドイツ生まれのユダヤ人少年の幸せな日々は、突然終わりを告げた。ゲットーへの「再定住」と父の死。強制収容所への移送と母の死。死があまりに身近な場所で、人間が失うことのできるほとんどすべてのものを失いながらも、運と知恵を頼りに少年は生き抜いた。移送された2011人の最後の生き残りとして、なお寛容を語った魂の記録。

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アウシュヴィッツの小さな厩番 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ただただ、苦…。
    生き残れて、すごい、という一言だけではダメだよな〜。言葉は思いつかない。
    惨状を知れた。客観的に見ていたものが身近にきた。ダメージだよね。ただただごめん。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺の中、必死に生き抜いた(主に10代の頃)著者、ヘンリー・オースターさんの実話です。

    壮絶な収容所での生活が克明に描かれていました。人間としての尊厳が全くない現実に、言葉を失いました。写真もたくさん載せられており、真実を知ることができました。

    ナチス支配下でのユ

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    アウシュビッツでの話も当然書いてあるけど、それ以前に著者が5歳でナチスが政権を掌握してからの話から解放されて以降のことも書いていて、「なんで外国に逃げなかったのか」とかそんな今まで漠然と抱いていた疑問が解決した。そもそも逃げることなんかできなかったんだな。
    劣悪な環境で生き延びるのは、精神力だとか賢

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    この時代を生き抜いた声を、1人でも多くの方に読んでもらいたい。キレイ事でなく、本当にそう感じた力強いエネルギー、メッセージのこもった作品。
    自国主義って、アリ寄りのナシかもね。

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    平和な時代、平和な国に生まれた自分へ他者への寛容さを失ってはいけないと思わせてくれた。この本を日本語で出版してくださったことに心よりの感謝を。

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    そこには現実があった。
    映画のようにグロテスクすぎるのでもなく、かといって歴史の教科書のように淡々と書かれているのでもなく、本物の温度を持った物語に引き込まれた。家族が亡くなる描写はドラマチックではなく、ふとボタンをかけ違えたようにある日突然訪れ、本当に現実を感じた。
    そしてこれだけの体験をした著者

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

    初めからあまりの迫力に、読むのをやめたいと何度思ったことか。それでも読み進めて行くうちにこれが事実だったのかと打ちひしがれた。アウシュビッツについてはメディアでも取り上げられアンネの日記も読んで、なんとなく知っていた気分になっていたが、今回の読書でいかに何も知らなかったかを思い知らされた。まさに紙一

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    歴史として知らなければと言う思いで読んだが。
    作者のリアル体験を書いたものだから、当時の他のユダヤ人の事はいっさいない。それが収容されたイチ少年の11年に渡る現実かと思うと言葉も無い。戦後、少年たちが孤児として収容されるか、国際赤十字の奔走で各国に散らばった親類を探しあて、引き取られるかの事も大変な

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    軽い気持ちで読み始めたけど想像以上にずっしりときた。残酷な行為が淡々と描かれる中、時々人間味あるれる出来事が起こる。
    読み終わった今、あの状況下で人間味溢れる行動ができる著者の芯の強さと自分を誇る思いの強さに対して本当に言葉が出ない。
    最後、彼がスピーチをするためにドイツに帰る(訪れる)決断をしたペ

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    現代の日本に生きる我々は戦争は知らないですし、このような悲劇も本や映画の中でしか知りえないのですが、ホロコーストだけでなく、現代のウクライナやパレスチナでの戦争など、目を逸らさずに学ばなければいけない事だと思います。

    『この世から消え失せてしまった家庭を、もはやどこにも存在していない家庭を取り返す

    0
    2025年01月16日

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