作品一覧

  • アウシュヴィッツの小さな厩番
    4.6
    1巻2,310円 (税込)
    ドイツ生まれのユダヤ人少年の幸せな日々は、突然終わりを告げた。ゲットーへの「再定住」と父の死。強制収容所への移送と母の死。死があまりに身近な場所で、人間が失うことのできるほとんどすべてのものを失いながらも、運と知恵を頼りに少年は生き抜いた。移送された2011人の最後の生き残りとして、なお寛容を語った魂の記録。

ユーザーレビュー

  • アウシュヴィッツの小さな厩番

    Posted by ブクログ

    ただただ、苦…。
    生き残れて、すごい、という一言だけではダメだよな〜。言葉は思いつかない。
    惨状を知れた。客観的に見ていたものが身近にきた。ダメージだよね。ただただごめん。

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    2025年11月24日
  • アウシュヴィッツの小さな厩番

    Posted by ブクログ

    ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺の中、必死に生き抜いた(主に10代の頃)著者、ヘンリー・オースターさんの実話です。

    壮絶な収容所での生活が克明に描かれていました。人間としての尊厳が全くない現実に、言葉を失いました。写真もたくさん載せられており、真実を知ることができました。

    ナチス支配下でのユダヤの人たちの生活を初めて知ったのは、小学生のころ読んだ「アンネの日記」。その後、完全版の本を読み、自分がアンネの立場だったらと思うと、いたたまれない気持ちになりました。

    アンネは強制収容所で亡くなり、短い生涯でした。一方ヘンリー・オースターさんは生き延びることができたものの、本当に過酷な10代で

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    2025年06月29日
  • アウシュヴィッツの小さな厩番

    Posted by ブクログ

    アウシュビッツでの話も当然書いてあるけど、それ以前に著者が5歳でナチスが政権を掌握してからの話から解放されて以降のことも書いていて、「なんで外国に逃げなかったのか」とかそんな今まで漠然と抱いていた疑問が解決した。そもそも逃げることなんかできなかったんだな。
    劣悪な環境で生き延びるのは、精神力だとか賢さなんかは前提で、それ以上に運が全てだとも思った。やはり今の自分ではすぐめげて死ぬんだろうと思う。こんなことが事実としてあったことは忘れず、これからも起き得ることも忘れずにいたい。

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    2025年06月01日
  • アウシュヴィッツの小さな厩番

    Posted by ブクログ

    この時代を生き抜いた声を、1人でも多くの方に読んでもらいたい。キレイ事でなく、本当にそう感じた力強いエネルギー、メッセージのこもった作品。
    自国主義って、アリ寄りのナシかもね。

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    2025年04月04日
  • アウシュヴィッツの小さな厩番

    Posted by ブクログ

    平和な時代、平和な国に生まれた自分へ他者への寛容さを失ってはいけないと思わせてくれた。この本を日本語で出版してくださったことに心よりの感謝を。

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    2025年03月20日

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