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東村アキコ先生が大好きで、いろいろな作品を読みました。
この作品は東村流のテンポで話が進むサスペンスなのですが、殺人事件を解決する金持ち?なちょっとズレてて昔風な美食イケメン五郎と、その美食イケメン五郎の胃袋を日々満たしている、ワゴン販売する弁当屋の苺が事件解決に奮闘します。スマートな五郎とガサツな苺、自分の手を汚さずに殺人を誘導する冷徹そうな魅惑的な女性の怖さも楽しめます。
毎回殺人事件になるのですが、人の恨みは他人にはやっぱり分からないけど怖いな・・・と思いながら読んでいます。
美食家探偵の明智吾郎が助手の弁当屋小林苺と事件解決に乗り出していく!しかし最初の事件から意外な展開過ぎてびっくりでした。こういう風に登場人物を登場させていく方法もあるんだ〜と感心しながら読んでました。ミステリー部分はまぁまぁですがご飯が美味しそうです。
Posted by ブクログ
端的に言ってしまえば、とっっっても面白い
それこそ、少女漫画の枠に収まらないレベルで
私にとって、この『美食探偵-明智五郎―』は、二作目に読んだ東村先生の作品。初体験が『雪花の虎』である事を思うと、もしかすると、先生の作品の中でも特に濃い目の漫画を選んでいるのかも知れない
コンセプト的には、『喰いタン』(寺沢大介)に近いが、パクリ感は皆無。私がそう感じる理由は恐らく、二人の先生の漫画家としての実力が同格・・・・・・いや、東村瀬性の方がちょびっとだけ上だからか
推理モノとして本格派・正統派か、は少し微妙かな。どちらかと言えば、再現が難解なトリックよりも、感情の爆発から罪を犯す者の心理、その罪を正義感っつーより、ほぼ習性で暴く者の心理を描く事に重きが置かれているように感じた。私なんぞが言っちゃいけないだろうが、東村先生らしい探偵モノ
ただ一つ、注意しなきゃいけない事がある
この『美食探偵-明智五郎―』は夜に読んじゃいけない作品に入ると思う
いや、『ワカコ酒』や『忘却のサチコ』のように食欲が刺激されてしまうってコトは、まずない。正直な感想としては、描写されている食事は、そう美味しくなさそうだからだ。これは東村先生の描く技術云々の問題でなく、単にコマの大きさや、この作品のテーマの中で食事の位置が、他の食系の作品とは異なっているからだろう
何故、私が「夜に読むべきじゃないな」と感じるのか、それは、要するに、絵もストーリーもキャラもクドイからだ。作品のレベルがあまりにも高すぎて、夜に読むと、漫画読みとして胸やけと胃もたれを確実に起こす。ぶっちゃけ、夢見が悪くなるのだ
特に濃いな、と感じたのはキャラだ。キャラが立ちまくっていてこその東村作品の中でも、この『美食探偵―明智五郎―』の登場人物らは別格、と私にすら感じさせるほど
主役の明智五郎も、人間として探偵としても、実にズレた個性の持ち主だが、そんな彼の主人公としての魅力を引き出しているのが、永遠のライバル(?)的なポジションに優雅に腰かけている、「マグダラのマリア」だ。彼女の存在は、『金田一少年の事件簿』で言えば高遠遙一、『サイコメトラーEIJI』で言えば沢木晃に並べても、何ら違和感を覚えないレベル。絶対悪、完全悪、究極悪と評価してもいいほど、自分の心の振れ幅や高潔な美学を優先して、他人の命を躊躇わずに奪い、目的を達そうとするトコには恐れと共に、憧れすら覚えてしまうほどだ
このような、読み手を痺れさせるキャラクターを生み出し、動かす(もしくは、暴れないように制御できる)事が出来る東村先生の実力は、やはり、群を抜いている
これから、どんな事件が起こるのか楽しみであるが、明智の気まぐれに振り回されまくる小林一号もとい苺さんの心労を考えると、少し気の毒になり、期待するのに抵抗を感じてしまうな。そうそう、明智と小林さんが恋愛感情で繋がっていないトコも、この作品の魅力っちゃ魅力だ
この台詞を引用に選んだのは、背骨が引っこ抜かれるかと思うほど、マグダラのマリアが放つ毒気がおぞましかったからだ。安易にこんなことを言ったら、蔑視と言われかねんが、ホント、女っておっかねぇな。まぁ、この作品においちゃ、そんな女にロックオンされている男も、結構な怪物を心の中に飼い慣らしている感がある訳だが
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