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大河「真田丸」時代考証者による真田昌幸論。
戦国大名研究でつとに知られ、2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証も務める歴史学者・黒田基樹氏が、信濃国小県郡の国衆(小領主)に過ぎなかった真田昌幸がいかにして上杉・北条・徳川といった戦国大名たちと渡り合い、大名へとのぼりつめていったのかを、膨大な史料で明らかにしていく、渾身の真田昌幸論。
長兄・次兄の死により家督を継いだ昌幸は、北条氏と熾烈な抗争を繰り広げながら、上杉景勝、徳川家康、羽柴秀吉と次々と主君を乗り換え、最後は豊臣大名へとのしあがる。その陰にあった細かな調略の数々を、著者は丹念に読み解いていく。そこから浮かび上がってくるのは、存続をかけて智略を尽くす、大名と国衆のリアルな姿である。
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Posted by ブクログ 2016年10月01日
武田氏滅亡から小田原合戦までの真田氏の動きを史料で検証する。
昌幸は、北条、上杉、徳川間を裏切りを伴いつつ立ち回ったわけだけど、この時代の小領主は皆んな同じだった。真田家が生き残ったので(嫡男;信之のおかげだ)、資料が散逸せず真田氏の活躍が注目されやすいのだろう。
タイトルでは戦略の全貌としてるけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月02日
大河ドラマ「真田丸」の時代考証者が書き下ろす知恵者の戦国サバイバル。北は上杉、南は徳川、東は北条に囲まれた、戦国の草刈り場・信濃の国衆から、主君を次々と乗り換えて、ついに豊臣大名にまでのしあがった昌幸の調略。(2015年刊)
・はじめに
・第一章 「国衆」から「大名」へ
・第二章 真田昌幸の沼田領経...続きを読む
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