まぼろしのコロッケ~南蛮おたね夢料理(二)~

まぼろしのコロッケ~南蛮おたね夢料理(二)~

605円 (税込)

3pt

5.0

大地震の悲しみも癒えつつあった安政三年秋、大あらしが江戸を襲った。強風に高波、そして火事。おたねが夫とともに逃げ込んだ寺の境内は、悲嘆に暮れる人々であふれていた。家を失った者、家族と生き別れになった者。おたねの作る料理が、皆の心にぬくもりを与えてゆく。打ちのめされても再び立ち上がる人々の営みを温かい眼差しで描く、好評シリーズ第二弾。

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南蛮おたね夢料理 のシリーズ作品

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  • ようこそ夢屋へ~南蛮おたね夢料理~
    660円 (税込)
    安政の大地震からふた月。芝の伊皿子坂に新たなのれんを掛けた見世があった。名前は夢屋。おかみのおたねには、震災で悲しい思いをした人たちを料理で元気づけたい願いがあった。見世の看板は、新鮮な玉子をつかった数々の料理。そして、蘭学者でもあるおたねの夫が仕入れてくる南蛮わたりの食材だ。人々の人情と料理のぬくもりに心いやされる新シリーズ誕生。
  • まぼろしのコロッケ~南蛮おたね夢料理(二)~
    605円 (税込)
    大地震の悲しみも癒えつつあった安政三年秋、大あらしが江戸を襲った。強風に高波、そして火事。おたねが夫とともに逃げ込んだ寺の境内は、悲嘆に暮れる人々であふれていた。家を失った者、家族と生き別れになった者。おたねの作る料理が、皆の心にぬくもりを与えてゆく。打ちのめされても再び立ち上がる人々の営みを温かい眼差しで描く、好評シリーズ第二弾。
  • 母恋わんたん~南蛮おたね夢料理(三)~
    660円 (税込)
    芝の伊皿子坂にある料理屋・夢屋のおかみ、おたね。ひとり娘を大地震で亡くした悲しみはまだ癒えないが、ある日、浜辺に置き捨てられていた幼い男の子を夢屋に連れて帰る。母親を懸命に探すおたねと夢屋の面々だったが……。やがて夢屋の料理が、母と息子の再びの絆を作っていく。辛い境遇を乗り越えて歩き出す市井の人々を温かく描く、感動の好評シリーズ第三弾。
  • 花たまご情話~南蛮おたね夢料理(四)~
    660円 (税込)
    奥歯の痛みで口中医を訪ねたおたねは、風采の上がらない安斎と名乗る男と出会う。二人の子を亡くして失意のうちに生きる安斎は、夢屋の手伝いに入ることになるのだが……。大地震、大あらしに続き、安政の江戸を襲う「コロリ」と呼ばれる恐ろしい流行り病。たび重なる厄災に立ち向かい、支え合いながら生き抜こうとする人々の姿が胸を打つ、好評シリーズ第四弾。
  • 桑の実が熟れる頃~南蛮おたね夢料理(五)~
    660円 (税込)
    疫病コロリ、大火……災厄続きだった安政五年が終わり、夢屋にも笑みが戻り始めていた。そんな折り、おたねに届いた依頼は――。下田に入港した米国軍艦の乗組員の若者が重い病にかかっている。彼のため、故郷の料理を再現してやってくれないかというのだ。異人の扱いに戸惑いながらも、次第に深い情を寄せる夢屋の面々。おたねの献身が胸を打つ好評シリーズ第五弾。
  • ふたたびの光~南蛮おたね夢料理(六)~
    660円 (税込)
    高波で家族すべてを失った扇職人・礼次郎。気落ちからか身に瘍ができ、医者の見立ても芳しいものではなかった。一匹の猫に亡き娘の名前をつけて可愛がっていたが、自らの命も、もう長くはない。夢屋のおかみのおたねは、見世で猫を引き受けることにするが……。厄災が立て続く江戸で、明日を信じ懸命に生きる市井の人々の姿を温かく描く、人気シリーズ第六弾。
  • ゆめかない膳~南蛮おたね夢料理(七)~
    660円 (税込)
    夢屋に誕生した新しい命。おたねは娘に、夢が叶うようにと、「おかな」と名付ける。大地震で亡くした娘おゆめの思い出を胸に作り出した献立は、「ゆめかない膳」と名付けられ、たちまち人気の品となった。安政から万延、そして文久へ――。激動の幕末の江戸を舞台に、たび重なる厄災を乗り越え、健気に生きぬく市井の人々の営みを温かく描く、好評シリーズ第七弾。
  • よこはま象山(しょうざん)揚げ~南蛮おたね夢料理(八)~
    660円 (税込)
    文久二年。娘のおかなはすくすくと育ち、夢屋に流れる平和な時――。一方で、過激な尊王攘夷派が各地で次々と騒ぎを起こし、動乱の世が訪れようとしていた。おたねの夫・誠之助が師と仰ぐ佐久間象山も蟄居を解かれ、いよいよ歴史の表舞台に返り咲こうとするのだが……。激動する時代を懸命に生き抜く幕末の市井の人々の姿を温かく描く、好評シリーズ第八弾。
  • 慶応えびふらい~南蛮おたね夢料理(九)~
    660円 (税込)
    佐久間象山が凶刃に斃れて一年。江戸時代最後の年号「慶応」の世を迎えた夢屋では、象山が考案した料理〈象山揚げ〉が評判をよんでいた。横浜から仕入れる堅パンを砕いて衣にした揚げ物だ。おたねと誠之助は、福沢諭吉の助言も受けつつ、南蛮渡来の新しい食材を進んで取り入れてゆく。激動の幕末、料理屋を舞台に、江戸の庶民の姿を温かく描く好評シリーズ第九弾。
  • 夢の帆は永遠に~南蛮おたね夢料理(十)~
    715円 (税込)
    幕末の動乱の中、困窮した人々による米屋の打ちこわしなど、物騒な事件が続発していた。夢屋でも、次第に食材の調達が難しくなっていく。そんな中でも手に入る材料を工夫した料理で、賑わいを見せていたのだが、料理人のおりきが腰を痛め、おたねはついに見世じまいを決意する――。江戸末期の世を懸命に生き抜く人々の営みを温かく描く、好評シリーズ完結編!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

まぼろしのコロッケ~南蛮おたね夢料理(二)~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年04月01日

    江戸の人たちのたくましさが描かれた巻。
    災害に見舞われてもそこから立ち上がる姿は、現代のわたしたちも見習うべき姿だと思う。

    美味しくて温かいものを食せば、力が湧いてくるんですね。

    開国へ向けて、世界がうねりをあげるような江戸末期。南蛮は敵だと考える人たちもいるであろう場所で南蛮料理を生み出して振...続きを読む

    0

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