日本占領史1945-1952 東京・ワシントン・沖縄

日本占領史1945-1952 東京・ワシントン・沖縄

990円 (税込)

4pt

1945年の敗戦後、マッカーサーを頂点にGHQの支配下に置かれた日本。当初占領政策は非軍事化・民主化を推進、平和主義を追求した日本国憲法が花開く。だが冷戦が深まる中、日本を「反共親米」にすべく、政策は経済復興に転換される。51年、朝鮮戦争の最中に結ばれたサンフランシスコ講和条約は日米安保条約とセットの締結となった。本書は、21世紀まで続く「戦後体制」が創られた日本占領7年間の全貌を描く。

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日本占領史1945-1952 東京・ワシントン・沖縄 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本書は、日本が1945年に敗戦してから、1952年にサンフランシスコ講和条約により主権を取り戻すまでの、7年間の政治の流れを解説する。連合国による占領は、連合国最高司令官マッカーサーによる占領であり、まず非軍事化・民主化、そして経済復興が図られた。それぞれのエピソードから、マッカーサーがいかに日本を

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    日本占領が米国の占領行政の成功例というよりも、あくまでも「貴重な例外」であるんだなと認識を改めた。そして、戦後処理では無く戦争中の軍事占領にはじまり、(その初期の数年間は)既得権益の維持以外何も考えないまま軍事占領が継続された沖縄の扱いはあまりにも酷いなあと同情した。(だが、現在の沖縄政界やマスコミ

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    1945年から52年まで7年間におよぶ日本占領期の歴史。

    当時の沖縄がどんな状況にあったかについてかなりページを割いており,役立つ。

    占領期に日本の政治家がいかに主体的に行動したかも従来のイメージよりも強調されているように思われる。とくに片山哲とか芦田均とか西尾末広とか。中道から左派勢力の動きは

    0
    2018年03月05日

    Posted by ブクログ

    獨協大学教授(政治学)の福永文夫(1953-)による戦後占領期の国内政治史の概説。

    【構成】
    序章 占領した者とされた者 東京・ワシントン・沖縄
    第1章 敗戦と占領 非軍事化、民主化へ
     1 日本降伏からGHQの成立へ
     2 戦後政治の起動
    第2章 占領改革と政党政治の再出発
     1 日本国憲法の誕

    0
    2015年01月01日

    Posted by ブクログ

    1945年10月のGHQの発足から51年9月のサンフランシスコ条約発効による独立回復までのGHQによる占領に関する新書。占領改革によって日本の「国体」が一方的に改造されて、GHQ謹製の日本国憲法を一方的に押し付けられたという「占領史観」が一部には根強いが、必ずしもそうではなく、婦人参政権の付与、労働

    0
    2021年04月24日

    Posted by ブクログ

    確か日経新聞で好評だったから買った、のだと思う。

    淡々とした事実の並びから、アメリカの都合と支配層の性善説と、日本の天然ぶりがよく見える。公職追放の影響度は甚大も、敵対的買収された先の管理職層がクビになったと考えれば全くおかしくない。それで堂々返り咲く鳩山家の生命力こそ異常。

    もうひとつ、本書の

    0
    2016年02月27日

    Posted by ブクログ

    昨今、本邦近代史の解説書は右か左に偏ったものが多い中で、中立的事実を淡々と記述した本書はむしろ占領下から現在へ続く日本の政治的動向を明らかにする。

    護憲、護平和政党との自己宣伝が喧しい共産党は、戦後一貫して反米(=親中ロ)、反憲法の革命政党であった。(いつから護憲に変わったのか?)

    社会党は内部

    0
    2015年08月24日

    Posted by ブクログ

    アメリカの占領政策を政府、国会、官僚、市民運動家はどう捉えたか。
    終戦前は大政翼賛会という形ではあるが、紛いなりにも国会は存続していた。終戦直後彼らが引き続き国政を担ったが、当然ながら急進的な占領政策を受け容れることはできなかった。
    一方で、農地改革の前提となる小作人の窮乏は戦前から農水官僚らによっ

    0
    2015年08月24日

    Posted by ブクログ

     敗戦・降伏からサンフランシスコ講和条約までを対象とする「占領期」の通史としては、神田文人『昭和の歴史8 占領と民主主義』(小学館、1983年)以来久々の傑作。憲法改正や農地改革をはじめとする占領下の諸変革の立案・実施過程、冷戦の進行に伴うアメリカの占領方針の変容過程を具体的に示し、その間の国際関係

    0
    2015年06月20日

    Posted by ブクログ

    まじめに史実を語っている。教科書的。しかし、戦後の7年間という、劇的に変化した時代を語るには多くのページ数が必要だろう。このころの日本の首相や各大臣は大変な思いをしてやっていたのだろう。

    0
    2019年03月26日

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