ネタバレ
Posted by ブクログ
2014年01月03日
読み終わってから気付きました。前作「皇弟は黒き花嫁に跪く」の数年前のお話で、前回は「身分差の恋」がテーマで今回は「宿敵同士の恋」がテーマだそうです。
「宿敵同士の恋」といえば、「ロミオとジュリエット」って感じですが、この話でもバルコニーでの密会シーンが多いです。そんなに頻繁に忍び込んでて、よく見つ...続きを読むからないなぁって思っていたら、案の定使用人にはばれていましたね。
ユティーリアは本当に純真無垢でかわいいのですけど、いつも持っている熊のぬいぐるみのレオ。テディベアみたいなのかと思っていたら、P93のイラスト見てびっくり。こりゃ怖い。こんなの持って街にお出かけって、不審過ぎると思いますけど、みなさまそこはスルーって・・(^^ゞ
あと最初の方はフェルジオがとんでもなくダメダメで、ユティーリアに近づいた理由もとんでもないし、義母を傷つける嘘はつくしで最低でしたが、二人の仲が両親にばれたあとから、ちょっと見直しました。
(あのままだと最低野郎で終わってました。)
また宿敵同士って言われる割に、ユティーリアとフェルジオの父同士は似たもの同士なんじゃないかなって思います。フェルジオの父なんか、自分の過去は棚に上げて、ユティーリアの父に息子をバカにされたときのくってかかり方を見ると、息子を彼なりに愛していたのかなぁなんて思いました。
(前作でもケンカしてたみたいですけど)
人物的にも優れているのに、花嫁候補3人に逃げられちゃったヨハンが一番貧乏くじひいてるように思いますが、彼はこの数年後花嫁もらえますから、ここはふられてよかったんでしょうね。
時系列的にはこっち読んでから、前作読んでもよいのかもしれないです。