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Posted by ブクログ
このなんとも救いようの無い哀しい物語。
それでも灯る小さな希望の光。
それがあるからこの先も生きていけるのだと。
いや相変わらず実に作者らしいなあ。
うん、胸に沁みる。
シリーズ2作目。
倫子のライバルになりそうな浄血官の登場あり
善悪を超えた千年を生きる吸血種の登場ありで、
物語は更に深化していっている。
そんな状況では紅朗のボケも少々滑り気味で物語の暗さに埋没してしまった感がある。
それでも彼のその馬鹿正直さは何者にも変え難い。
紅朗は倫子にとってのある意味ヒーローであり救い手でもあるのだろう。
ラストのエピソードは非常に定番でありきたりだけど、それでもホッとしてしまう。
好きな場面が2つある。
紅朗が白麗に協力を申し込むが断られ、それでも空気を読めず「でも、なんとかなりませんか」と頼み込む場面。
その大切なことに向かって真っ直ぐな所が苦笑しながらもグッと来る。
もう一つは、倫子がいなくなった梨紗を一人では探せなくて戻ってきた警察署で刑事総出での捜査に圧倒されながら、自分が何者かを応える場面。
彼女は確かに周りとは違う怪物かもしれないけれど、でも一人ではないのだと。
その想いに胸が熱くなる。
さて、この物語はどこに向かっていくのか?
倫子や吸血種の未来に希望があって欲しいと願う。
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