ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
紋章上絵師の章次のもとに、かつて心を寄せあっていた女性から、二十年前と同じ蔭桔梗の紋入れの依頼があった。あの時は事情があって下職に回してしまったのだが、それは彼女が密かな願いをかけて託した紋入れだった……。微妙な愛のすれ違いを描き直木賞受賞作となった表題作はじめ、下町の職人世界と大人の男女の機微を、しっとりと描いた十一編の物語を収録する、珠玉の短編集。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
今回はじっくり読ませてもらった。途中で次の日に持ち越さないよう、一編が完結するまで読んだのが功を奏した。 率直な感想を云わせてもらえば全てが一級品の短編集だ。 自伝的な短編、「増山雁金」、「簪」、「弱竹さんの字」。 ラストに不意を打たれた「遺影」、大人の恋愛を感じさせる表題作や「絹針」、それに加え...続きを読むて自分なりのベストの二作品「くれまどう」と「色揚げ」。戦慄のラストの「竜田川」。 寂寥感漂う「校舎惜別」に微笑ましい「十一月五日」。 本統に素晴らしかった。
1990年の直木賞を受賞した表題作を含む11編の短編集。いずれも紋章屋が登場する。身近な話ではないが、1編1編が深みをもって書かれており、素晴らしい
時代に残されていく職人達とそのすれ違いの恋愛ストーリ。切ない作品ばかり。職人達の衰退と上手く行かない恋愛。泡坂得意の美しい綺麗ではかない恋愛話。ただ、なぜこれが直木賞?とは思う。似たような美しいストーリは他にもあるし、泡坂らしいもっとユーモアのある作品やトリックの作品のほうが作者の恐ろしい力量が感じ...続きを読むられるのだけど。
紋章上絵師という職人の物語は、藤沢周平の伊之助シリーズを思い出させ、職人への憧れが増してしまった。直木賞受賞作。
直木賞受賞作。下町職人世界と大人の男女の機微。しかし謎が明かされるというその構成はミステリ的な手法で有る。
伝統職人の世界を舞台とした男女の機微を描いた作品集。 と言うと、普通なら僕の興味範囲外の作品になるんですが、作者があの泡坂妻夫なので、手に取った次第です。 で、どうだったかと言えば、大正解ですね。 すごく面白かったです。上手いな〜と感動しきりです。 伏線の張り方がさり気なく、情景説明のように書...続きを読むかれた一文が後で実を結ぶんですよ。 だから泡坂ミステリのファンである身には堪らないですね。
女の肩から音もなく着物が滑り落ちるような。そんなふうに、静かな熱を持って淡々と進む短編たち。 どの話も尖るような勢いはないのに、いつの間にか指先に刺さった棘のようにじくじくと痛み出す。 「弱竹さんの字」はラストに向けた展開が秀逸。 「十一月五日」には創造者の情念。 「竜田川」こういうミステリー、もっ...続きを読むと読みたい。 「校舎惜別」怖い。なぜか怖い。
第103回直木賞。 現代では珍しい紋章屋の短編小説。着物に家紋を入れる「生駒屋」の若主人が主役。銀座の老舗呉服店に、親の代以来久しぶりに出入りすることになったが、そこに淡い再会があった。 作者・泡坂妻夫は紋章上絵師でもあるから、表題作「陰桔梗」の他にも本書には「増山雁金」「簪」といった、呉服や紋章を...続きを読む取り扱った作品が掲載されている。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
蔭桔梗
新刊情報をお知らせします。
泡坂妻夫
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
亜愛一郎の狼狽
亜愛一郎の逃亡
亜愛一郎の転倒
試し読み
亜智一郎の恐慌
雨女
泡坂妻夫引退公演 絡繰篇
泡坂妻夫引退公演 手妻篇
「泡坂妻夫」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲蔭桔梗 ページトップヘ