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Posted by ブクログ 2020年04月18日
この小説の著者は、イギリスの神経学者です。同名の映画は一九九一年四月に日本で上映され、多くの人を感動させた。小説の初出は、一九七三年に上梓されています。
一九二〇年代生まれの患者が多い「嗜眠性脳炎」は、通称「眠り病」というが、その病の既往性のある患者たちが、回復後、比較的長い年月を経て、パーキン...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月24日
"映画にもなった「レナードの朝」を今読み終わる。
オリヴァー・サックスさんの語り口も読みやすく、一人一人の物語に引き込まれる。
1900年代前半から大流行した脳炎の後遺症で、パーキンソン症候群、言葉や感情、体の自由が奪われてしまった人たちが、ある新薬(L-DOPA)の投与により、以前の生活...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月09日
嗜眠性脳炎後遺症患者に対し、L-DOPAという新薬がもたらした目覚めとその後の経過を、個々の症例とともに語る本。
医学・科学を扱った本でありながら、個々のケースや患者を見つめる視点はとても人間的で文学的、ときには詩の域にすら入ることもある。著者自身「人間的な物語を書く」ということを強く意識していて...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月10日
脳神経外科による脳炎後遺症患者の長期観察記録。ただし、無味乾燥な症状や数字のみの記録を避け、患者個々の性格や言動、発症までの暮らし、社会との関わり方までも記載し、文学的で哲学的。それは現代医療の患者を即物的に扱う姿勢への批判からきており、一見支離滅裂な行動をする患者側から見た世界、その行動原理、内在...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月26日
そういうわけで読んでみた。
映画のおかげでタイトルは「レナードの朝」だけれど、原題は「Awakenings(目覚め)」。
本を売るには知名度の高いこのタイトルの方が良いんだろうけど、
中身はやはり「目覚め」だよな、と思う。
出版社も慈善事業じゃないのでしょうがないけど、
ちょっと陳腐化されたようで残...続きを読む
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