ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
格差拡大と貧困の深刻化が大きな問題となっている日本。だが、巨額の財政赤字に加え、増税にも年金・医療・介護費の削減にも反対論は根強く、社会保障の拡充は難しい。そもそもお金がない人を助けるには、お金を配ればよいのではないか――この単純明快な発想から生まれたのが、すべての人に基礎的な所得を給付するベーシック・インカムである。国民の生活の安心を守るために何ができるのか、国家の役割を問い直す。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ベーシックインカムと生活保護について実務に携わる者として勉強しています。 将来的にはもう一度大学に戻って研究したいなと思ってます。 この本は高校の友人(大学教授)に推薦してもらったものでなかなか読み応えのある本でした。 しかし109ページに昔取材受けた内容が引用されてたので少し笑いましたσ^_^;...続きを読む もし読まれることがあればぜひ見てみてくださいd(^_^o)
日本の社会保障制度はこの数十年、その体制をほぼ変わらずに維持しているが、果たしてそれは現代社会と適合しているのか? 生活保護や年金など、その体制維持が破綻しかけているもの、本来の役割を果たしきれず、真に必要としている人の元へ届いていないものなどの、抜本的な見直しが必要だと感じた。 また、ベーシック・...続きを読むインカムは現行制度と比べて効率性が高いことが分かった。
最近何かと話題となってるベーシックインカムだけど、それに関して哲学的な問いから現在の政府の問題まで分かりやすく説明されていて面白かった。 日本の生活保護の金額が他の国よりも高いってのはびっくり。狭く高額に配るよりと、広く浅く配ってほしいな。 フリードマンの、平等主義者と自由主義者は真っ向から対立する...続きを読むってのは面白かった。 自分は平等主義者よりかも、、、 自分は経済学者出ないし経済事情について詳しくないけど、本当にこの通りにすすむんだったらぜひベーシックインカムを導入して欲しいと思った。
■著者が扱っているメインテーマ 国民の生活を守るためにできることは何か? 国家の役割を問い直す。 ■筆者が最も伝えたかったメッセージ BIは、同じ財政支出えより効果的に貧困を解決でき、 福祉の網の目から落ちる人をなくすことができる。 そのために、現行の雇用維持政策、福祉政策の非効率、寛大すぎる生活...続きを読む保護制度を見直し、それら予算をBIに置き換えれば、国家には十分可能な政策である。 ■学んだことは何か 現行の社会保障制度は、必要とすべき人に行き届いていない欠陥があるし、不透明な部分があると感じる。BIはすべての人の生活の安心を与え、現行の欠陥制度を解消できるシンプルでベストな方法だと実感した。
リフレ派(アベノミクス金融緩和論者) 原田泰2015年作。 貧困問題やら年金問題は、全国民一律7万円 (子供3万円)毎月支給ただし所得税は一律30% ベーシックインカム(UBI)で解決だ。 一律10万円支給しようとすると所得税は50%(泣) この秋、竹中平蔵さん発言により突然話題に それまで積極推...続きを読む進派だっはずの朝日新聞など が何故か一転反対に転換(笑)世界初導入で日本が救える かは冷静な議論が必要なことだけはわかったかも。
OECD国中で日本は米国やイタリアに次いで相対貧困率が高いとは驚いた。著者の訴えるベーシックインカムの様々な利点はそうかもしれない、と一応思うことができた。財源で年金や雇用保険とあてにするというのはわかるが、それ以外の部分は捕らぬ狸の皮算用。民主党の事業仕分けを思わせる。大幅な支出超過である現状の国...続きを読む家予算と比較しても足りなそうなのでは、説得力に欠けると言わざるを得ない。とは言いつつ、こんな大胆な変革がおきる時代を体験してみたいものだ。
ヤバい理論と言われるベーシックインカムを、現在の予算などを考慮して真剣に行うにはどうするかを記した本である。とても現実もがあって面白いと思った。 ただこれをリアルでやるなら国会が荒れるだろうなあ。
特定のバラマキ政策をするよりはBIを採用する方が効果があることが分かった。基本的に全ての人の年間所得は「自分の所得×70%(30%は税金)+BI 84万円(月7万)」となり、収入のない人でも84万円が支給されるというもの。これで今の生活保護制度や年金といった社会保障等の代替えができ、かつ財源もそこか...続きを読むらと所得税30%でカバーできるという。あくまで理論上の話ではあるが、現状の政策はお金ばかり使って目的を果たせないのだから、実際やってみる価値がある理論だと思う。
ベーシック・インカム(BI)に関する議論は、日本では一時盛んだった。山森亮『ベーシック・インカム入門』(光文社)は2009年刊、2010年には『POSSE』や『現代思想』がBI特集を組んでいたし、それ以外にも堀江貴文や東浩紀といった様々な立場の人がBIについて積極的な発言をしていた。2017年の今日...続きを読む、議論は低調である。本書『ベーシック・インカム』が刊行された時点(2015年)でも、すでに低調だった(書店の新刊コーナーで本書を見つけたとき、妙なタイミングで出てきたものだな、と思ったことを覚えている)。低調の理由として著者・原田は、1.BIが巨額の財政支出を伴うとの誤解が広まったこと、2.貧困は必ずしもお金だけの問題ではないとの認識が広まったこと、の2点を挙げる(「はじめに」)。おそらく、大きいのは1点目であり、そして本書の特色はこれに対してなるべく具体的な解答を提示しようという点にある。 つまるところ、本書の肝はBIの財政学的検討であり、それは具体的には最終章である第3章でなされる。ちなみに、第1章では日本の貧困の現状を概観し、第2章ではBIの思想的位置づけを整理する。第2章はそれなりに有用かもしれないが、近衛文麿のくだりはあんなに紙数を割く話でもないだろう。 そして肝心の第3章である。「BIは財政的に実現可能なのか」という点のみが知りたい、という向きはこの章だけ読んでもよいかもしれない。具体的には、BIの給付水準、財源、既存の制度との整合性、などの制度設計の問題に加え、BIに関してよく話題となる「労働意欲を阻害するか」「BIは賃金を引き下げるか」といった問題も検討される。 この章に限らず、本書の特徴は多くのBI本にありがちな左翼臭さがない点である(著者自身も別に左翼ではないだろう)。理念・理想を説くという風でなく、文体なども全体的にサバサバした印象だ。そんなわけだから、左翼系の議論が避けたりごまかしたりしがちな領域にも、恐れることなく入っていく。例えば「BIと移民」の問題(152‐154頁)。著者は、この問題を論じるにあたって、まず宣言する。「BIは、移民を制限することになる」「福祉国家は、移民を制約する国家であることを、むしろあらかじめ明らかにしておくべきだ」。まぁ当然と言えば当然の話なのだが、「弱者への配慮」や「開かれた共同体」を旨とする左翼にあっては、このような言い切りがなかなかできないものなのである。 文章もわかりやすいし、気軽に読める一冊である。広く読まれてほしいものだ。確かに、日本での議論はすっかり下火だが、世界ではBIに関して様々な実験がなされつつある。依然として注目に値するアイディアだと思う。
日本における貧困の実態、ベーシックインカムの思想的背景、BIを実施する場合の制度設計と財源等の実現可能性について簡潔に整理してあり、経企庁出身のエコノミストらしいまとめ方だと思う。 貧困の定義にもよるが、日本では1000万人近い人が貧困に陥っており、政府の政策次第ではこれを即座に解消できるのであるか...続きを読むら、ぜひBI政策を導入すべきという著者の熱意が感じられる。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか
新刊情報をお知らせします。
原田泰
フォロー機能について
「中公新書」の最新刊一覧へ
「ビジネス・経済」無料一覧へ
「ビジネス・経済」ランキングの一覧へ
検証 異次元緩和
コロナ政策の費用対効果
震災復興 欺瞞の構図
試し読み
人口減少の経済学 少子高齢化がニッポンを救う!
「大停滞」脱却の経済学 デフレに勝つことが構造改革だ!
地方創生 成功の鍵(Wedgeセレクション No.43)
TPP交渉参加で甦る日本 【Voice S】
TPPでさらに強くなる日本
「原田泰」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか ページトップヘ