スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定できるか

スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定できるか

990円 (税込)

4pt

4.7

考える自由と神への敬虔の両立はありうるか

たとえ信者であっても、生活を営む上では神の存在を前提にしてはなかなか生き難い。では、預言や奇蹟と現実世界の両立は不可能なのか。西洋哲学が未解決だった「神学―政治論」の謎に挑み、神への敬虔と考える自由を共に肯定するもう一つの世界のあり方を模索する。

[内容]
第一章 『神学・政治論』は何をめぐっているのか
第二章 敬虔の文法
第三章 文法とその外部
第四章 『神学・政治論』の孤独
スピノザ小伝

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スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定できるか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    信仰と理性をめぐる関係において、ここまで切実に、また、真正面から考え、論じた哲学者がいたのか。スピノザ。ここから、私の新たな探求が始まりそうだ。時代制約があったればこそ、ここまで深まったのだろう。

    短いながらも濃密な思考の軌跡だった。

    ・自由が牧歌的だったことはない。p19
    ・哲学の目的はもっぱ

    0
    2016年05月03日

    Posted by ブクログ

    自然法則の課する正しい規範が偶然にもあらわれ「神の統治」「神の法」ができた。みんながそろって賢者でなくても全うに存続する社会ができた。
    聖書は、そんな素敵な社会が出現する過程をややオーバーにつづった有難い記録である。
    現代は偶然に頼らず「人民の統治」「国家の法」が出来てる。
    ここがすでに神の国

    0
    2010年07月21日

    Posted by ブクログ

    著者の「スピノザの世界」が分かりやすかったので、勢いで、こちらのほうも読んでみた。「スピノザの世界」が「エチカ」を中心としているのに対し、本書はスピノザの生前にでた主著(?)「神学・政治論」を中心とした宗教・モラル・政治論。

    「スピノザの世界」が、「エチカ」を時代や社会環境を超えて、そのテクスト

    0
    2017年04月30日

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