スピノザの世界

スピノザの世界

ビジネス・実用
1,012円 (税込)

5pt

スピノザの思想史的評価については多くのことが言われてきた。デカルト主義との関係、ユダヤ的伝統との関係。国家論におけるホッブズとの関係。初期啓蒙主義におけるスピノザの位置。ドイツ観念論とスピノザ。現代では、アルチュセール、ドゥルーズ、ネグリ、レヴィナスといった名前がスピノザの名とともに語られる。スピノザはいたるところにいる。が、すべては微妙だ。――<本書より>

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

スピノザの世界 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スピノザの哲学は、かつてエチカをチラッと開いて絶望して依頼、中公クラシックの迫力とあわせて敬遠していたが、この本でかなりイメージが変わった

    こんなに透き通った人はいないのではないか
    憧れる

    デカルトが、合理的、機械的といいつつも、とても人間的、実際的であったのに対して、スピノザは超越しちゃってる
    全てが原子だとして、大事なのは心の平穏、アタラクシアとしたエピクロスと、どこかで通じるものを感じてしまっている

    0
    2019年07月23日

    Posted by ブクログ

    新鮮な思考がある。
    目的と衝動。目的をはっきりすれば禁欲するまでもない。愛でも全知全能でもない神。自由意志の否定。幾何学的証明。政治と国家。

    0
    2019年02月24日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ感動した。
    最後は第三種の認識まで到達して一気に理解。
    理解できるのはもともと知っているからで、スピノザの言うように最初から真なる観念が与えられているからなんだろう。

    0
    2016年03月20日

    Posted by ブクログ

    デカルトの思想をそのまま理系的につきつめると汎神論になる、というのがスピノザか。そんな感じがした。著者はスピノザの『エチカ』を丁寧にたどりながら、読者をスピノザの頭の中に連れて行ってくれる。通常「汎神論」といわれても、今ひとつわかったようなわからないようなところがあるが、この本を読むとそれを豊かにイメージできる。そしてスピノザの説く倫理が、実はニーチェに近いと言うことも、ニーチェ自身や著者の指摘を待つまでもなく、実感できる。

    0
    2015年03月10日

    Posted by ブクログ

    特異なる神学者・哲学者であるスピノザ。その代表的著作である『エチカ』を中心とした解説書・入門書です。

    とにかく記述が明快です。淀みがないので大変にわかりやすく、それでいてレベルを落としたところがない。元々の思想をよほどよく読理解していないとこの本は書けません。後半はさすがに手強いですが、順序だてて考え、読んでいけば理解出来るようになっています。

    全六章からなる本書ですが、「6 永遠」のスリリングさは圧巻。あくまでも神と人間の関わりに基づいていた議論が、魂と永遠の次元にまで一気に高まる様は興奮すらおぼえます。

    お勧めです。

    0
    2013年09月29日

    Posted by ブクログ

    「衝動」が人間を動かしている。自由意志の否定。「神、あるいは自然」というフレーズ。全てが必然であり、「神」の一部である。

    諦めではない、全てを受け入れる勇気を与えてくれる。

    スピノザの思想に魅力を感じるきっかけとなった一冊。

    0
    2013年08月06日

    Posted by ブクログ

    凄いとしか言いようがない。まさにそんな著書だと思う。この著書を読む前まではスピノザという人の名前すら知らなかった(デカルトに比べ)が、今はスピノザの考えなしには生きられないというくらいだ。

    スピノザの哲学論理は数学の定理のような厳密さで進む。三角形の内角の和が180度と普遍な定理なように、私たちの周りに起こる様々なことも普遍的な定理に基づいた「必然性」に過ぎない。そもそも私たち自身が神の「一様態」に過ぎず、他人との様々な出来事も神の起こす衝動の衝突に過ぎないのだ。こう言い切ってしまうほどの彼の哲学論理の積み重ねには脱帽する。無論、著書はあくまで超入門編に過ぎないし、それでもいささか難解ではあるが、読むだけの価値はあると思う。久々に感動する新書だった。

    0
    2012年02月24日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    スピノザの思想史的評価については多くのことが言われてきた。
    デカルト主義との関係、ユダヤ的伝統との関係。
    国家論におけるホッブズとの関係。
    初期啓蒙主義におけるスピノザの位置。
    ドイツ観念論とスピノザ。
    現代では、アルチュセール、ドゥルーズ、ネグリ、レヴィナスといった名前がスピノザの名とともに語られる。
    スピノザはいたるところにいる。
    が、すべては微妙だ。
    たしかにスピノザについてはたくさん言うべきことがある。
    そのためにはスピノザの知的背景と時代背景、後代への影響、現代のスピノザ受容の状況を勉強する必要がある。
    けれども、まずはスピノザ自身の言っていることを知らなければどうしようもない。
    そのためには、スピノザがどこまで行ったのか、彼の世界を果てまで歩いてみるほかない。
    彼が望んだようにミニマリズムに与し、彼の理解したように事物の愛を学ぶほかないのである。

    [ 目次 ]
    1 企て
    2 真理
    3 神あるいは自然
    4 人間
    5 倫理
    6 永遠

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年12月17日

    Posted by ブクログ

    われわれはあるものを善と判断するがゆえにそのものへと努力し・意志し・衝動を抱き・欲望するのではなくて、反対に、あるものへ努力し・意志し・衝動を抱き・欲望するがゆえにそのものを善と判断するのである。(『エチカ』第3部定理9の備考)
    ・・・・・・『スピノザの世界』30頁

    驚いた。ここまで、自分の考えに合った哲学者は初めてだ。
    幾何学的記述による哲学というアプローチ。
    生への強い肯定。
    徹底した利己主義によって導かれる功利主義的な最高善の解釈。
    自由意志の否定。(だが、その否定も虚無的なものではない。)
    汎神論。(宗教的であり、無神論的でもある。)
    実に面白い。

    どんな哲学も、証明不可能な仮説に過ぎない。
    だが、スピノザの哲学はかなり実用的な部類に入るのではないだろうか。

    また、引き込まれるように読むことができたのは、著者上野修の文体や、ところどころに入るスピノザへのつっこみが親しみやすいものであった為だということを強調しておきたい。

    0
    2010年11月02日

    Posted by ブクログ

    上野先生のスピノザ解説はやっぱり面白い。

    常識的な推論を逆に考えてしまうことでこれほどすっきりと物事が理解できるようになり、それ以降はそうとしか考えられなくなるような凄い思想だと思う。

    0
    2025年02月10日

スピノザの世界 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社現代新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

上野修 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す