ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力

ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力

作者名 :
通常価格 865円 (787円+税)
紙の本 [参考] 880円 (税込)
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作品内容

2013年の新語・流行語大賞にノミネートされた「ヘイトスピーチ」なる現象は、年を追うごとに拡大している。
当初は、東京・新大久保界隈における在日韓国・朝鮮人に対しての罵詈雑言ばかりが注目を集めていたが、いまや対するヘイトスピーチは全国規模に拡散。また、Jリーグのサッカー会場に貼られた「JAPANESE ONLY」という横断幕が、民族・国籍の差別を助長するとして問題視されもした。さらに、ヘイトの矛先は、中国やイスラムにも向けられている……。
はたして、被害者を生み出すばかりの「排外主義」、この拡大を食い止める術は、あるのだろうか?
ネットの中で醸成された右翼的言動、いわゆる「ネトウヨ」が、街頭デモにまで進出してきたのは何故なのか? その代表格とされる「在特会」とは一体、どんな組織なのか? デモに参加するのはどんな人たちなのか?
こうした幾つもの疑問に答えるのが、本書。在特会問題を取材しつづけ、2012年には『ネットと愛国』で講談社ノンフィクション賞を受賞した実力派ジャーナリストによる、「ヘイトスピーチ」問題の決定版!

ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年05月23日

    日本在住の韓国人に向けたヘイトスピーチの台詞、恥ずかしながら初めてまともに読んだ。理不尽な差別に他ならないし、それを正当化する理由も論理がボロボロだ。
    そしてそれを批判しながら取材し続ける著者の強さも滲み出ていて、尊敬せざるを得ない。

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月11日

    ヘイトスピーチのデモが行われる現場やヘイトスピーチ主催団体の構成員に取材し、その結果をまとめた書。ヘイトスピーチがどういった心理や背景で行われているかよくわかる内容になっています。

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    Posted by ブクログ 2017年06月01日

    すべての差別を取り去るのはきっと難しい。そこに弱虫たちの悪意があるから。それでも声をあげるのならば、やはりきちんと学ばなければ。事実、歴史、ねじまげられた真実に踊らされて誰かを傷ける人には、私はなりたくないし、そんな社会はかなしい。

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    Posted by ブクログ 2017年02月04日

    テレビ・新聞等の主要メディアはヘイトスピーチを正確に報道できないのだろう、あまりに下劣な表現が多いから。そのせいで、国民はその中身を正確に知ることができない人も多いのではないか、私のこの本を読むまでこれほどひどいとは思っていなかった。

    ネット情報を丸呑みにしてそれを妄信する人もかなりの数に上るだろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月06日

    このひと、しゃべりにしても本にしても、めちゃくちゃわかりやすいな。かなり鍛えられてるひとやなと思いました。取材の幅広さ、深さも申し分ない。講演を聴いたことがあるからか、怖いぐらいの真剣みが伝わってくる本です。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月20日

    しっかり 見つめたい 現実
    しっかり 知っておきたい 事実
    しっかり 考えたい 事実

    きつちり 対象に向かって
    ルポルタージュをしておられる
    筆者に感服

    それにしても
    やはり わからない
    差別をしている側の論理が
    わからない

    それだからこそ
    もっと 読まれて欲しい
    一冊です

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月18日

    本書は「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を中心としたヘイトスピーチの現状が書かれている。
    ヘイトスピーチとは「人種や民族、障害など本人が変えられないものを基に行う差別的、侮蔑的発言」を指し、2013年にはユーキャンの流行語にもノミネートされた。
    このような「人種差別主義」のことを「レイシズム」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月16日

    在特会の活動を中心に、日本で広まっているヘイトスピーチの現状についてまとめたもの。日本のレイシストは、ネットの怪情報に流されやすい無知で不勉強なのが多いことがよくわかる。

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