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32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。手術を受けたチャーリイは、超天才に変貌していくが……人生のさまざまな問題と喜怒哀楽を繊細に描き、全世界が涙した現代の聖書。
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Posted by ブクログ
切ない。 ただ"今の"自分にとっての幸せを感じられていればそれで十分なのかななんて思った。 たとえそれが他の人から見たら、何か知識を持って見たら、幸せな状態なんて言えなくてもいい。 友達が沢山いて嬉しいな、本が読めるようになって楽しいな、愛する人が出来て安心するな、、、その時の自...続きを読む分が何か幸せを感じられる出来事があれば、十分だよね。
読むべき本だったと思う。 知識を得ることが必ずしも人を幸せにするのではない。ただ、周りからバカにされていた頃、自分が何も知らない時の方が幸せだったと分かるのもつらい。 自分と同じくらいの知能になった時初めてアリスを抱き、自分の能力が落ちていくことを知りながら、このまま凍結すればいいのにとおもったとこ...続きを読むろ、ノーマのことを助けたいと思いながらもそのまま家に残れなかったところにほんと悔しさがある。 学問においてその道の権威だという方々も、表に出ている全てのことを知っているわけではなく、自分の知識の範囲で結論を出していると思うと、限界があるなということも感じた。 自分が何を求めて、何を得ることで本当の幸せが得られるのか。新しく学ぶことがそれは本当の意味で自分のためになるのか。何か知識を得るために努力することは何の役に立つのか。ということを色々と考えていると、では自分が生きている意味は?というところに行き着いてしまう。結局死ぬのだから、バカのまま死ねば努力せずに死ねるからそれでいいのか。結局答えはない
精神遅滞である主人公の元に現れた大学の先生は手術によって彼の知能を良くしてくれるとのこと。当然主人公はそれに乗っかり手術は無事成功するのだが…。といったあらすじ。六歳程度の知能しかないのが分かる通り、誤字脱字が多く、絵日記のような文章が続くのだが、知能が上がるにつれて加速度的に文章に変化が訪れる。し...続きを読むかし、知能が上がったことにより、悲惨な過去や周りからどう見られていたかを知り孤独を得る。そんな苦しみ続けるもそれに抗い続ける主人公から目が離せず、その行く末を追いたくなる。
頭が良ければ幸せになれるのかという命題を知的障害を持つ主人公の視点で物語は進む。 急激な知識の習得と未熟な心、変化する交友関係に自分で考えるという行動の結果何を思うのか 自分も一人の人間であるという自覚を基に最後まで彼の心に残る思いは何だったのか 人の一生を凝縮したかのようなこの作品はライフイベント...続きを読むの節目でまた読んでみたいと思える作品だった
友人に勧められて読んだ一冊 途中から読む手が止まらなく、この本に出会えて良かったと思えるような作品だった。
この世界を急激な速度で知り、そして忘れていく。 自分と同じ速度感で生きる人が周りに常にいないという虚しさの中で、何を愛して生きれば良いのか。。 言語や文字を知り、世界を知り、友達の目や家族についても知ってしまうなど、前のチャーリーと術後のチャーリーが混在した精神性と同様に、相反する感情が生まれる。
最初は読みにくいなぁこれいつまで続くんだろ?って感じだったんだけど、純粋なチャーリーの目線から映る世界と、飛躍的に知能が向上したチャーリーからの目線、そして最後はもうダバダバ泣いた。あー駄目だよこういうの、泣いちゃうよこういうのは。 何がいいとか悪いとか、どうすればよかったんだろとか、私にはわから...続きを読むない。やるせなさが強い。ラスト思い出してボロボロ泣いちゃう。 昔見たアイアムサムをふんわり思い出した。
休暇の1日で一気読み。 主人公の葛藤を思うと、どちらにせよ報われない現実。 それと半年くらいの期間で急激に進化と後退を経験する感情を追うと目がまわってしまうほど、なんて言ったらいいのかわからない気持ちになる。 物語を読んでて、ブルーハーツの「情熱の薔薇」の歌詞をふと思い出しました。『見てきたことや...続きを読む、聞いたこと、今まで覚えた全部、デタラメだったら面白い』 表現方法が異なれど、両者とも同じ真理に対する訴えを感じました。 自分は何のために生きるのだろう、誰のために、誰とともに生きるのだろう等、時折考えてしまうモヤモヤした感情に対して響く言葉が沢山出てくる小説だったと思います。
知的障害を持つチャーリーの「けえかほおこく」で構成されていることに少し驚いた。 「けえかほおこく」がいつの間にか「経過報告」になり、知能を手に入れたチャーリーが別人のように「成長」していく。 まずは翻訳が素晴らしい、相当苦労されただろうなと感じた。 原文はどのようになっているのだろうと考えずにはい...続きを読むられなかった。 チャーリーが皆から愛されたい、友達をつくりたい、そのために賢くなりたいと願って手術を受ける。 手術後はだんだんと天才になっていくのだが、その過程で過去の記憶、しかも辛い記憶が次々とよみがえったり、みんなから好かれていると思っていたが、実はバカにされていたのだとか、周りの人が賢いわけではないことが分かってしまったりと、求めていた愛や友情が得られない。 賢くなることが幸せだったのか、このあとの展開もあり、孤独を抱えるチャーリーが気の毒で気の毒で仕方なかった。
有名なこの小説を、なぜもっと早く読まなかったんだろうと、とても後悔。 日記のような形式で物語が進んでいき、最初はとにかく読みにくく、なんて読みにくい小説を買ってしまったんだろうと思った。 チャーリィの知能が上がり、だんだん読みやすい文章になり、難しい言葉が沢山出てくるようになり、そこからの展開、そ...続きを読むして物語の結末に心が揺さぶられる。 「アルジャーノンに花束を」のタイトルの意味が途中から分かってくると、この小説を読むのを止められない 。結末のチャーリィの願いを、誰かが叶えてくれるといいなと思う。 知能の高さも大事だけど、それよりも人柄って大事だなと改めて気付かされた。
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アルジャーノンに花束を〔新版〕
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