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子ども時代、青年期、中年期、老年期と、こころにはそれぞれの時期に特有の問題がある。鋭い目で人生の真実を見抜くのびやかな子ども時代、心の底深くに得体のしれぬものを抱えて苦しむ青年期、最も安定しているはずの時期に最も大きなこころの危機を迎える中年期、生きるということの意味を再び問いなおす老年期──と、人生のそれぞれの時期のこころの問題を、臨床家としての目がこまやかにとらえた同名タイトル講演集の文庫版を電子化したもの。巻末解説は、心理占星術・神話研究者の鏡リュウジ氏。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年12月31日
なんていうか、子どもにしても中年にしても、その表面的な行動や言動なんかのベースにある、見えないところを考えていくことで、すごく人間理解が進むんですよね。河合隼雄さんは膨大なカウンセリングをしてこられた方ですから、それまでよく認識されてこなかった、人間の行動の背景や原理、仕組みなんていうものを、こうい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月02日
こども、青年期、中年期、老年のライフステージに分けて、人の心理を語る。老年の死への準備。著書のゆったりとした語り口が幸いして、読んでいると、恐れることなく、死についてを正面から捉えることができる。中年期、どう危機をやり過ごすか。創造の病と表現して、危機を創造に変える発想。漱石の伊豆の大患以降の例も挙...続きを読む
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