ビスマルク ドイツ帝国を築いた政治外交術

ビスマルク ドイツ帝国を築いた政治外交術

946円 (税込)

4pt

一九世紀ヨーロッパを代表する政治家、ビスマルクの業績は華々しい。一八七一年のドイツ帝国創建、三度にわたるドイツ統一戦争での勝利、欧州に同盟システムを構築した外交手腕、普通選挙や社会保険制度の導入――。しかし彼の評価は「英霊」から「ヒトラーの先駆者」まで揺れ動いてきた。「鉄血宰相」「誠実なる仲買人」「白色革命家」など数多の異名に彩られるドイツ帝国宰相、その等身大の姿と政治外交術の真髄に迫る。

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ビスマルク ドイツ帝国を築いた政治外交術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ビスマルク
    ドイツ帝国を築いた政治外交術
    著:飯田 洋介
    中公新書 2304

    プロイセン(プロシア)がなぜ、ドイツになったかがよくわかる1冊です
    おもしろかったです

    プロイセンの豪農(ユンカー)であった、ビスマルクが、いかにして、ドイツ帝国の宰相になったのか

    ビスマルク(1815-1898)以

    0
    2024年07月19日

    Posted by ブクログ

    本書を読むまではビスマルクに関する基礎知識がほとんどない身でした。帯にも書いてあるとおり、ビスマルク=鉄血宰相、というイメージしかなかったのですが、本書を読んで全然違うイメージを持つようになりました。本書によればビスマルクはドイツ統一を政治目的として掲げていたわけではなく、あくまで保守的な価値観から

    0
    2023年04月27日

    Posted by ブクログ

    私の中でビスマルクは「ドイツ統一を推し進めた人物」というイメージがあったが、この本を読んで、一概にそうとは言えないのだということが分かった。

    彼は生粋のプロイセン・ユンカーで、伝統に執着し、あくまでもプロイセンを大国とするために動いていた。
    その手段としてドイツ・ナショナリズムを利用し、北ドイツに

    0
    2020年11月25日

    Posted by ブクログ

    軍事力を背景に武断的な政治を行っていた印象のあるビスマルクだが、本書でそのイメージは払拭された。
    当然軍事力、秘密外交を駆使し、プロイセン、ドイツのナショナリストとしてその力を振るうのだが、
    決して完璧ではなく、思い通りでもなく、かろうじて母国の安全を作り出すため 苦心を重ねる様は、やはり大政治家で

    0
    2016年06月28日

    Posted by ブクログ

    オットー・フォン・ビスマルク。鉄(兵器)と血(兵士)こそが国力であるという有名な演説で鉄血宰相と呼ばれ、ヒトラーの前の時代のドイツを代表する政治家だ。強面なヒゲの風貌に加えて、皇帝とケンカして政治家を引退するエピソードもあり、傲慢な独裁者というイメージだが、通して見ると彼の人生の歩みは堅実だ。

    0
    2015年08月31日

    Posted by ブクログ

    ・マキャベリスティック&近代的政治手法&政治的反射神経の良さ
    ・ビスマルクの脱神話化、等身大のビスマルク
    ・鉄血演説、普仏戦争後の対応、ルクセンブルク危機、エムス電報事件、ドイツ皇帝即位宣言式、植民地政策の理由らへんが面白い

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    高校で世界史選択以外の人でも耳にしたことがあるかと思われる「ビスマルク」。名前は知ってるけど実際何をしたかは意外と知らない人も多いかと思う。ドイツ統一を果たした偉人だというイメージが私にあった。 本書の中で随所に筆者がビスマルクの政治的手腕に賞賛している箇所がある。ビスマルクは本来であれば対立する概

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    社会保険政策の始まりとされるビスマスク内政にふと興味を持って買ってみた。ビスマルクの生涯を考察する本だったので、社会保険政策に関する記述は少なめだったけど、高校の世界史を思い出しながら興味深く読めた。目的を達成するための手段の選択(近代的な広告手法やナショナリズムの利用など)と天才的な外交「術」に彼

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

     厳格で、外交も戦争も内政もできる、強烈なリーダーシップを持ったカリスマ的指導者、それがビスマルク。読む前のイメージはめちゃくちゃかっこよかった。

     実際どんな人物なんだろうと期待に胸を膨らませて読んでいたら、上に書かれたようなイメージと全く違うのだ。当時の時代に流されず保守的であるし、内政も外政

    0
    2020年05月17日

    Posted by ブクログ

    ビスマルクは伝統的なユンカー支配制度を守る志向を強く持ち、帝政の維持を第一とし、それらを守るために近代が生み出したナショナリズムを利用しつつ、自由主義勢力に対しては警戒を崩さない政治家。ドイツ統一、オーストリアやロシアとの微妙な関係の構築、フランスとの対立関係、また植民地獲得など、20世紀前半のドイ

    0
    2018年11月23日

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