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Posted by ブクログ
集英社オレンジ文庫の創刊第2弾シリーズ。
オレンジ文庫はライト文芸レーベルを自称していて、どうやらメディアワークス文庫と似ている。
つまり、ライトノベルと一般文芸の中間くらいの位置づけだ。
そんなレーベルの中で本書は、ゆったりした雰囲気を持つボーイミーツガールもの。
クリエイターの集まるコミュニティやアンティーク雑貨店、機械人形といった設定が際立っている。
ストーリーにおいては、互いの存在が互いを救うというのが感動的だ。
「あなたがいなければ、私は自分の中にためこんだ涙で溺れ死んでいたことでしょう」というセリフも印象的で、この物語の一つの鍵のようになっていると思う。
しかし、やはり全体のストーリーはどこかで見たことがあるような感じがする。
さらに、既存作品と比べるにしても、味付けが足りないように思う。
遼が泣くシーンでは、彼の抱える辛さがあまり描かれていないおかげでなかなか感情移入できなかった。
もっと感動的に仕上げることができるはずだ。
たとえば単純ではあるが、きらに対して遼の過去のことを吐き出すようなシーンがあればよかったのではないか。
あと、一人称の視点と第三者の視点が混ざっているのが気になる。
読んでいて困ることはあまりないのだが、一人称でそろえても問題ないように思う。
それどころか、より主人公の感情を掘り下げられるはずだ。
エデンでの生活を広げきれていないのももったいない。
続編を期待したいところだが、遼ときらの関係もすぐに落ち着きを見せそうなので、書くのが難しそうだ。
アイデアがいいだけに、もっとできるはずなのになぁと思ってしまう。
Posted by ブクログ
エデンの設定がすごく魅力的です。
主人公はある意味達観して賢いけれど、何も持ってない少年、ヒロインは小さな心のキズを彼に癒してもらったことを忘れない、大金持ちのお嬢様だけれど破天荒で無鉄砲なところのある少女‥‥‥いや、二十歳だから女性と呼ぶべきだろうけれどあれは少女‥‥‥。でも強い。
この二人はぴったりハマっていい感じなんですが、彼女の従兄弟のナイト役がなんかどっかで読んだような性格設定でちょっと気になりました。
この巻は、主人公の遼くんが引っ越してきた当日から、ただでさえ忙しいのに彼女に強襲され、寝込みを襲われてぶん殴られて助けられたり入院したり、退院したら彼女の宝探しでまた殴られたり蹴られたり‥‥‥(笑)
最後は朝コーヒーならぬ朝お味噌汁でやっと泣くことができたという二日半の話です。
でも一言言いたい。
大財閥の社長が惚れ込んで渡す婚約指輪が何で1千万ごときなの?3カラットくらいのメイン石だけで一千万だよ!メイン石に金だのプラチナだのサイド石だの付け加えて一千万ならちょっと寂しいサイズデスよ。
なんか身もふたもないな。これは続刊が読みたいです。
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