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Posted by ブクログ 2014年12月23日
私は、古今東西の思想家、哲学家の考えを佐伯啓思氏の頭脳でフィルタリングしたものを読むのがお気に入りである。
過去、西田幾多郎の著作は読んだことはない。
難解な西田ワールドを稀代の思想家が関西人特有のユーモアを交え、読み解いている。
西田幾多郎の観念、佐伯啓思の観念、信じるか信じないかはそれぞれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月08日
難しいけど面白かった。
本の中で書かれてある所謂『西田中毒』になりそうな
かんじを受けます。ただ、西田本人が言っているという
ことですが、非常に難解な文書だそうで、読めるか
どうかはわかりません。
歎異抄や、仏典・御経など日本の精神・難解な考え方、
究極の屁理屈的な理論は非常に面白いと思います。
色...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月22日
西田幾多郎の評伝あるいは西田哲学の入門書というよりは、西田幾多郎(西田哲学)を絡めて著者の自論を開陳したエッセーという感じ。著者の独善的な考えに過ぎないのではないかという部分も散見された。特に「第五章 特攻精神と自死について」は読んでいて不快になった。しかし、「於いてある場所」の説明は非常に飲み込み...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月25日
西田哲学は、無の哲学と呼ばれている。彼の人生上の苦難や悲哀と無関係でない。キリスト教で言う絶対者は、仏教的には本質的には「無」となる。
過去の思い出なくして我というものは、ない
裏と表の社会 天武天皇が「日本書紀」(表)を編線させたときに同時に「古事記」(裏)も同時に編線された。裏である出雲の国譲り...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月24日
著者が西田幾多郎の言説を用いてエッセイを書き、各章を緩やかに連接した新書。西田を本格的に読む前に雰囲気を感じようと読み始めた。当初の目標どおり独特の言い回しや語句をごくわずかだが、知ることができた。佐伯が今日の大学に身を置く中で持つ問題を彼なりに解決し、スパイスとして西田を適宜引く。始終このリズムで...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月02日
【2015_002】
およそ100年前の京都大学で独自の哲学を探究し、唯一の日本発の哲学を打ち立てた西田幾太郎。その文章の難解さで知られる「西田哲学」を、佐伯啓思がかみ砕いて解説する。といってもじゅうぶんに難しいのだが。
グローバリズムが喧伝されて日本独自の思想など旗色の悪くなってきた今だからこそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月25日
西田幾多郎の哲学入門書というより、それを下敷きにして、これからの大学教育が直面する問題について思考したエッセイという感じ。
なので、このタイトルは、いささか内容とそぐわない。いささか期待はずれ。
途中で読むのをやめた。
国際力教育から大学の自治を守ろう、という意味あいで、西田や小林秀雄やらを引用...続きを読む
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