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Posted by ブクログ
「はじめに」がとても良かった。
「言葉には、人の心を鎮める力がある。それは歌になり、詩になり、物語となるだろう。心の中にある、夜の密かな、ほとんど聞こえないほどのか細い声が言葉によって拾い出される。そして自分ではない他人、しかも自分とは異なる言語を使う書き手の発した言葉でも、それが生の真実を捉えているとき、僕たちはそこに自分を見る。地球の裏側で、かろうじて一分一秒でも生き延びるために探り取られた言葉が、なぜか僕たちに力を与える。」
「文学は、見ず知らずの人々の心の中にまで降りていくための強力なツールだ。見た目も言語も、背景となる歴史も違う人々の心の中にさえ、僕たちは物語を通じて入って行ける。そして、同時代を生きる世界の人々が、自分たちと同じ問題に苦しんでいることに気づく。心の底から信じられるもののない者が、いったい何を頼りに生きていけばいいのか。」
Posted by ブクログ
重かった~。読み始めたのはだいぶ前だけど、本の数章ずつしか読み進められんかった(苦笑)。作者の場合、対談形式のものだと、熱量が二分・三分される分、それが読みやすさとしてフィードバックされるから(自分の場合)、興味深く読み進めることが出来るのだけど、本作のようになってくると、重みに耐え兼ねてしまう。一冊の本に対して8頁。熱量マックスの持論が展開されるから、そう簡単に向き合えるものではない。そう、本作は、原著にあたってでも対象作品を読み、自分の意見でガッチリ武装した上で、徹底的に意見を戦わせる読者向けの一冊だと思う。そういう意味では自分なんか甘ちゃん過ぎて、這う這うの体で逃げ出したくなった次第なのであります。
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