だれがコマドリを殺したのか?

だれがコマドリを殺したのか?

医師のノートン・ペラムは、海岸の遊歩道で美貌の女性に出会い、一瞬にして心を奪われた。彼女の名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”――。ノートンは、踏みだしかけていた成功への道から外れることを決意し、燃えあがる恋の炎に身を投じる。それが予測不可能な数奇な物語の始まりと知るよしもなく……。さながら美麗な万華鏡を覗くかのように、目まぐるしくその姿を変える事件。『赤毛のレドメイン家』の巨匠フィルポッツの魅力が凝縮された、ミステリ史に残る名編が、読みやすい新訳でここによみがえる。この結末に、あなたは驚かずにはいられない!

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だれがコマドリを殺したのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    原作は1924年、なんと100年前に書かれたもので新訳刊行された古典ミステリー。ミステリーとして秀逸だし、情景もありありと浮かぶような描写。世界に入り込むことができたし、面白かった。いっとき盛り上がった恋も永くは続かなかったり、ウソをつかれて激怒したり、今も昔も同じようなことで人は悩んだり苦しんだり

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    「赤毛のレドメイン家」「闇からの声」と読んで、「誰がコマドリを殺したのか」にたどり着きました。イーデン・フィルポッツのミステリースタイルはここでも濃厚に出ています。緻密な心理描写を中心に展開しながら、いつの間にか作者の術中に嵌まるような体験です。ヴァンダインが賞賛したのも納得。名作。

    0
    2021年06月06日

    Posted by ブクログ

    いやー、途中怖くて読み進めるのが躊躇われた。。。語り口も描写も好きです。やっぱりイギリスの推理小説は好きだなあ。
    後書きを読んだら、フィルポッツとはあのクリスティに書きかた教えてたって人がこの作家だったのですね。他の本も読みたいけど、書店には見かけないのが残念。

    0
    2019年01月14日

    Posted by ブクログ

    前半部のゆったりとした空気は後半に至り打ち砕かれる。普通に見えていたはずの景色がくるりとひっくり返る様はなかなかに面白く、なるほどそういう事なのかと舌を巻いた。推理小説を読む楽しさとはこういうものだ。ありきたりな日常や、何かの事件、その裏にある真相が炙り出されて眼前に思いもよらない形で提示される。こ

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    Who killed Cock Robin?マザーグースの歌に合わせて人が殺されていく話と思って読み始めたら恋が生まれ消えていくまでの儚いラヴストーリーだった!「一瞬に燃え上がる恋もあれば生涯続く恋もある。その後何があろうとその記憶は消えるものではない」若き医師ノートンは海岸で出会った美貌の娘ダイア

    0
    2020年11月22日

    nao

    購入済み

    いやー、面白かったです
    どなたかも書いておられましたが、私も真相に気付いたのは探偵が閃いた時で、ああ!と思わず立ち上がってしまいました。
    前半の登場人物に関しての描写や、考え直すよう皆んなが説得する所、その後それぞれが自分を納得させる考え方など、現実的でとても興味深かったです。
    特に主人公の事

    0
    2019年11月27日

    Posted by ブクログ

    この古っぽい地文が新鮮。不吉な未来を暗示して読者の興味を引き立てる一方、アンフェアな面も併せ持つ神視点の地文は、最近では珍しい。
    突っ込みどころ満載の御都合主義は否めないけど面白かった。

    ミステリーを読み慣れている割に、真相に気付いたのは探偵が閃いた時。もっと単純な顛末だと思って読んでいたので、気

    0
    2015年09月06日

    Posted by ブクログ

    医者のノートンは、道で偶然出逢った美しい姉妹の一人、ダイアナに一目惚れし、恋の炎が燃え上がったまま結婚をするが…。もともと大執事のお嬢さんとして育てられたダイアナはノートンとの堅実な生活に耐えられず、さらに叔父さんの遺産が入ると嘘をつかれたと知り、ノートンを酷く憎むようになる。
    そのうちダイアナの体

    0
    2015年08月05日

    Posted by ブクログ

    恋愛ストーリーとも言える前半が面白かった。後半は真相を知りたいという欲求でぐんぐん読んでしまうが、解明してみれば、ええ?その動機でここまでやるぅ?そもそもあの嘘そんなに許せない?と私には納得いかないんであった。

    お金と愛は天秤にかけるものじゃないんだよ、コマドリさん。

    0
    2015年05月26日

    Posted by ブクログ

    祝・復刊!
    小学校の図書室で借りたエラリー・クイーン(だと思う)の推理小説の章タイトルに「だれがロビンを殺したか」「ぼくだ、とスズメが言いました」とあったのが印象的で、ずっと心の底に覚えていた。幼い私はマザーグースが何たるかも知らなかったが、歌の通りに事件が起こる所謂童謡殺人に魅せられた原点だ。今回

    0
    2015年03月23日

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