Posted by ブクログ
2011年09月03日
この本の良いところは、各作家の写真が1ページ分、ドドンと載っているところ。夏目や太宰や三島は知っていたけど、島崎藤村、国木田独歩などへぇ〜そうだっけ〜とうろ覚えの顔もたくさんあったので。太田のボケが邪魔なんだけど、意外にそれによって印象に残ることもあり…侮れないような気にさせられるのが悔しい(笑)し...続きを読むかし。もし私が編集部にいたらボツ原稿にするな。それで太田があとがきをもってきたところで、「やや?!」と思い、ごみ箱から原稿を拾い上げて、もう一度読み返してみるって感じでしょうか(笑)〜〜〜 内容は?と聞いてくださったので追加してみます 〜〜〜内容、、内容ですね? ええと、25人の文豪の、文豪たるゆえんであるところの“才能”の部分ではなく、普通あるいは“狂気”に通ずる面を、チビの方が紹介し、太田がそれについていちいちボケるって感じ。「優れた人」というのは、「優れた面」だけが、語られることが多いが、普通の生活や、ドロドロした欲望といった側面もあるわけですね。ううん、上手い紹介になってないなあ^_^;例えば、私は太宰が自殺したということは知っている。でもなぜなのかは知らない。だから「きっと太宰が好きな人だったら、なぜ太宰が自殺の道へ進んで行ったのか…、その背景も知っているだろうし、その自殺にはどんな意味があるか知っていて、太宰の才能の強さを深く理解しているんじゃないか?」と想像するわけです。が、この本の中では、そんな太宰の行動はやっぱり狂気の沙汰だよねって“手短に”紹介されているのだ。しかし、これだけの文豪のほとんどが“狂気の沙汰”な面をもっているということは、やはり優れた才能とは、合わせ鏡のように“狂気”という才能も持っていてこそ成り立つのかもしれない。はぁーこれで内容の説明になっているだろうか?