パリ行ったことないの(フィガロブックス)

パリ行ったことないの(フィガロブックス)

1,760円 (税込)

8pt

FIGARO japonの読者だけど、パリに行ったことないの……。 『フィガロジャポン』連載の人気連作短編小説に、最終章(第13話)を加筆して書籍化!
地方や郊外に住む「普通の女の子」たちによる、パリへの憧れが紡がれる小説。
大学院まで出たのに思うような職に就けていないあゆこは、2008年のFIGARO japonの映画特集でどうしても見たい映画を見つけた。
その映画を見るために、自分の人生を変えるために、パリへの第一歩が「普通の女の子」たちを変える。

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パリ行ったことないの(フィガロブックス) のユーザーレビュー

「パリ」という街はもはやただの地名を超えて、色々な意味を持っていると思う。
元祖・オシャレな憧れの街。
けれど、実際に行ったことがある人はそう多くはない。
だからこそ、イメージはどんどん膨らんでしまう。

そんな理想のパリが、本当はただの海外の一都市だとみんなが微かに気づいている。
オムニバス形式で綴られる、パリではない場所にいる人々たちの、パリに行かない言い訳めいた理由と現実。
そして彼女たちが最終的にたどり着く理想の土地は、とある意外な場所で…。

『ここは退屈迎えに来て』で地方都市のリアルを描いた著者が巧みに切り取る、
女性たちが抱える、はち切れそうなパリへの憧れ。
旅行好きな人にも、嫌いない人にも、読んでほしい1冊です。

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    Posted by ブクログ 2023年05月13日

    パリに行ったことがないのに、強烈に惹かれている自分と重なった。コロナも落ち着いたから、絶対に行ってやるのだ!

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    Posted by ブクログ 2021年07月25日

    様々な想いを抱えた女性たちが、パリへ行くという目的をもち、パリへ行き、自分の人生をなんとかリスタートしてみたい。そんな想いが実行できるのはパリではないかと。四苦八苦しながらも生きていく女性の逞しさは美しいと思った。

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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    短編小説はあんまり好きじゃない。よくある感じかな、と読み進めていったけれど、どのエピソードもどこかしらに自分を投影できて、心地よい長さ。サラサラっと読めてしまったし、終わり方がいい。難しく考えなくとも、「あ、私も、これしてみたかったな。してみよっかな」なんて歩いていけてしまえるような本。好きでした。

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    Posted by ブクログ 2016年11月27日

    10人の女性のパリにまつわる短編集、
    そして最後の章で1つにまとまる、てやつです。
    山内マリコ✖︎パリ、読まざるを得ないでしょう。

    どの話もそれぞれが悩んで
    人間味があって悪くない。

    そして最後にそれぞれがいろんな気持ちを持ってフランスに集まり、
    その中で過ごす気持ち良いバカンスの描写がなんとも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月08日

    山内マリコさんの作品は全て読んでます。

    今回の作品はパリに思いをよせるいろんな世代の女性が登場人物。もやもやしている気持ちを持ちながら生活している女性たちがパリに興味を持ち向かうまでの道のりの短編。短編と思いきや、最後の書き下ろしで同じツアー客として再開できる。さっきまで読んでいたのに最初から一人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月07日

    山内マリコさんの作品は、やっぱり新作を追いかけてしまう。今回は共感ポイントが大きかったなぁ。

    東京で働く地方女子、平坦な繰り返しにどんづまりの女子の悩み、もやもや。普遍的なんだけど、こういう小説があることがいいなって思うし、私は好きだ。

    凝った装丁もすてき! さすがフィガロ!

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    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    行きたいな、とか。
    やってみたいな、とか。
    そう思うことは日常にあふれているけど、実際そこに向かって自分は行動してる?って、思わせるね。
    行こうと思えば行ける。
    やろうと思えばやれる。
    本気かどうか。
    決めるかどうか。

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    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    憧れのパリになかなか行けていないそれぞれの女性の人生をまとめた小説。
    それぞれの悩みや女性ならではの結婚や子どもを持っている。ただ必ずフランスに行くことを憧れているけどなかなか行けずにいる。
    最後は最初に出てきたフランス語学院に通うことにした子がフランスで旅行会社で勤めていて8月のバカンス期間でどこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月09日

    淡くて可愛い雰囲気の、タイトル通りの状態の短編が沢山と、最後にそれらより長めの、それぞれの登場人物が揃う舞台をパリに移したお話がひとつ。サクサクしたクッキーみたいに軽やかでお洒落だった。パリ行きを決意するきっかけになった映画に、偶然パリの映画館で出会うところがロマンチックだった。

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    Posted by ブクログ 2016年07月04日

    小説の切り口っていろいろあるんだなと思った。
    パリというキーワードの短編。
    いろんな主人公がいて、最後の章でみんな顔を合わせる。
    パリってやっぱり若い頃は憧れちゃう。
    だけど、私も今は行かなくても大丈夫って思えるくらい、世の中の情報は溢れている。
    それで満足かな。

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