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Posted by ブクログ 2015年12月08日
漱石への興味は、私の場合、まず明治に確立されて今なおそのまま名文と感じられる文体です。これは主語動詞がかっちりした英語に堪能だったこと、新聞小説としてのひきしまった章だてをとっていたことなどの影響なのでしょうか。
自伝的な「道草」も、「片付かない日常」を描きながらも、やはり読ませるなあと感心します...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月28日
漱石の作品の中で、一番好きかもしれない。
日々を淡々と綴るだけ、という雰囲気はなんとなく谷崎の『細雪』と似ていると感じた。
ただ、『道草』は退屈で憂鬱な日常を過ごすことの重さがすごい伝わってくる本。
退屈で同じような日々の繰り返しといえども、そこにものすごーく濃密ないろいろが詰まっていて、粛々とペー...続きを読む
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