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Posted by ブクログ 2022年10月24日
まさに「大河ドラマ」級の人生!
この本は個人としての大山倍達と空手家としての大山倍達の2部構成で成り立っているが圧倒的に前半の方が面白い。
これは別に筆者のうんぬんではなく、あまりにも巷間伝えられていた大山像を覆すものであることと、戦前戦後の在日朝鮮人が置かれた立場、そしてその中でマンガ以上に血...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月18日
大山倍達の伝記。武勇伝の類いが多く流布しているが、その裏に隠された韓国人としての生い立ちと晩年、日本人武道家としての世界を股にかけた立身出世の物語の二つの軸が大山の人生を形成している。
また、戦後史としても興味深い。戦後韓国人らは三国人として日本の警察権の及ばない所になり、民青と民団は特にヤクザその...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
徹底した調査と取材で明かされる大山倍達の「伝説」に対する「正伝」。
出自が韓国人・崔永宜(チェ・ヨンイ)であることはすでに知られているが、韓国在住の家族のインタビューを収録したのは初めてだろう。
日本にももちろん妻子がいるわけだが、なぜ二重国籍が可能になったかというと、戦後の混乱で戸籍が焼失し、自己...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月03日
極真カラテ創立者にして牛殺し。大山総裁。
呼び捨てに出来ない人物である。
この人の存在は高校の時に知り世の中にはこんなに凄い人がいるのかと感激した。知ってすぐに感激がピークのときに亡くなったので非常にへこんだ。その感激した大山倍達伝説のほとんどが虚構であったということがこの本を読むと分かる。だか...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月06日
これは大変な力作である。
神格化されたともいえる大山倍達の素顔を、「伝説」を批判的にとらえつつ、客観的資料を徹底的に集め、証言を得るために韓国までも足を伸ばしてこの大著をつくりあげた2人の仕事ぶりには、編集を仕事とする人間として心から頭が下がる。
特に前半部を担当した塚本氏による、在日朝鮮人...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
嘘をつくこと。
物語を自分で作ること。
そのエネルギーを図らずも、「伝記」というもっとも物語とは遠いと思われるジャンルから感じることができた。
ハートとネグりは確か『帝国』で、人種差別の問題は経済の問題だと言っていた気がする。
だけど、ひょっとしたら「物語」にもまだなにか果たす役割もあるのかも...続きを読む
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