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Posted by ブクログ
犯人からの接触は無く、最初の身代金受け渡しに失敗する。多美の安否を心配しつつ犯人からの連絡を待つ家族と捜査陣。やがて次の場所が指定されるが、その場所で1億円もろとも不二子の運転した自動車が炎上した。幸い犠牲者ば無し。身代金受け渡しに失敗したにも拘わらず何故か犯人は多美を解放した。何故?疑問が起こる最中、同一犯と思われる犯人から新たな手口で小泉パンを脅迫する手紙が届く。そして多美が犯人と指摘した人物は思いも寄らない人物だった―――――。
犯人はすぐわかるので、推理小説的に言うと面白味には欠ける。が、なかなか面白い趣向を混ぜてあり、読者を混乱するように導いてあるので楽しい。小説ならではの趣向って感じだな。
この趣向の為に、上巻からある布石が生きて来るのが良くわかる。そしてこの「風」というタイトル。“かぜ”ではなく“ふう”と読ませる事に全てがあらわされてる。こーゆー繋がりはお気に入り。タイトルを“ふう”と読めば全ての種明かしとなるので、タイトル漢字にルビが入ってない。作者側から見ると思いっきりネタバレ危険率の高いタイトルだが、「ここまで読めるか?」という作者から読者への挑戦っぽくてイイな。
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