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Posted by ブクログ 2015年09月25日
[もう1つの主役]対外的な危機を背景として薩長を筆頭とする雄藩が倒幕に乗り出すという、巷間に溢れる幕末史の見方に新たな視点をもたらす意欲作。これまであまり注目を集めてこなかった、強硬な攘夷論者の孝明天皇、そしてその背後に控えた「一会桑(一橋慶喜(注:後の徳川慶喜)、会津・桑名両藩)」の動きとその役割...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月14日
元々は12年以上前に新書で出た本の文庫版なので、
すごく目新しい、というわけではないのでしょうが、
それでも新鮮な視点がいくつかありました。
孝明天皇に触れる際に、
祖父である光格天皇が登場するあたり、
12年前の本としては画期的だったのかもしれません。
幕末は薩長や土佐の志士たちや会津、新撰組...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月07日
幕末を、薩長史観ではなく、孝明天皇、敗者である幕府の側からも考察した。学術的には、龍馬や西郷、高杉などの志士や新選組は枝葉末節なものらしい。外国に対する知見を持てなかった孝明天皇が、力を失いつつある幕府と相まって、自国と外国の力の差を実感できずに攘夷路線を突き進んだことが、結局は幕府の崩壊に繋がった...続きを読む
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