華族 近代日本貴族の虚像と実像

華族 近代日本貴族の虚像と実像

1,034円 (税込)

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明治維新後、旧公卿・大名、維新功労者などから選ばれた華族。「皇室の藩屏」として、貴族院議員選出など多くの特権を享受した彼らは、近代日本の政治、経済、生活様式をリードした「恵まれた」階級のはずだった。日清・日露戦争後、膨大な軍人や財界人を組み込み拡大を続けたが、多様な出自ゆえ基盤は脆く、敗戦とともに消滅する。本書は、七八年間に一〇一一家存在したその実像を明らかにする。巻末に詳細な「華族一覧」付き。

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華族 近代日本貴族の虚像と実像 のユーザーレビュー

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Rated 3.6 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    華族に関する入門書として最適だと思います。
    華族関連書籍は概ね気合が入りすぎているからか、やたらと資料や込み入った解説が多く
    結局なんだったのか分からないといってことに陥りがちだったと思います。

    しかしこの本は裏づけとなる数字や資料、またその解説の程度が
    華族に対する特別な知識のない人間にとってま

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    2011年07月15日

    Posted by ブクログ

    皇室の藩屏として、明治入り後に造られた特権階級。ただし、その出自は公家、大名、維新功労者、資産家、軍功者と多様で一体性を欠いていた。

    例えば、資産においても大大名と公家では大きな格差があったというのは興味深かった。

    昭和前期は、政党が力を失う中で軍部以外に華族も政治の中心におり、「貴族政治」とも

    0
    2016年12月07日

    Posted by ブクログ

    明治から始まった華族制度。
    そして、太平洋戦争終結後に廃止。
    その全貌が網羅されている。
    遅れてきた貴族たち・・・という感じがする。
    しかし、考えてみれば、各地のお殿様や、公家たちが、明治維新と同時に平民になる・・・というのも抵抗があったのかなぁ。。。
    そういうワンクッションを置かなければまた、近代

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    日本にかつて存在した特権階級華族の解説書。
    一言に華族と言っても、その出身は武家・公家・軍人・朝鮮王族と様々で、
    また地位も最高位の公爵は10家あまりしかないが、
    男爵や子爵はたくさんあった。
    出身が様々なように、
    解体にあたってもやはり様々な終わりが華族の数だけ存在する。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    やっぱりこれは金子絡みで読んでおかないとね、と思って買った一冊。華族の成り立ちから政治、経済、家と体面の維持などなど参考になります。サブタイトルにも在るとおり、案外華族って大変。商人から成功して財閥とか作った人達の方がよほど良い生活してる感じです。

    0
    2009年10月04日

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