皇族 天皇家の近現代史

皇族 天皇家の近現代史

1,078円 (税込)

5pt

4.2

古代より「天皇の血族」として存在した皇族。明治維新後、最も近親で天皇を支える階級として、軍人の義務と多くの特典を獲得し成立した。だが、自らの権威・特権を背景に、長老の皇族軍人や直宮は、天皇を脅かす存在でもあった。本書は、古代から現代の皇族を概観し、近代以降存在した十五宮家、皇族軍人たちの動向、新たな位置づけを求めた戦後の「皇室」を中心に、皇族の全貌を明らかにする。巻末に詳細な「近代皇族一覧」付。

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皇族 天皇家の近現代史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年02月05日

    とても興味深く読んだ。明治、大正、昭和、平成、令和と時代が流れ、天皇をはじめとした皇室が果たしてきた役割はだんだん変わっていっている。そのことを本書は、事実を詳らかにしながら教えてくれます。日本人として知っておくべきことだと思います。

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    Posted by ブクログ 2013年01月27日

     「皇族」については、一般にその歴史と近代日本における役割を詳細に知ることはあまりないし、なんとなくのイメージしか持たないいようにも思える。
     本書は、その「天皇家の近現代史」を詳細かつ丁寧にひもといており、興味深く読むことができた。
     「近代皇族の誕生」における「陸海軍」での役割を読むと、当時の皇...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年11月26日

    この本は、明治維新〜現在までの、皇族についてかなり網羅的に書かれた本であって、おそらくあまり他にない目の付け所で、貴重な記録である。皇室ゴシップ的なおもしろさで読むことも出来る。

    我々は皇族というと、つい現在の天皇家を考えてしまうが、戦前は皇族の範囲はもっと広かった。彼らは特権を持っていたが、基本...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年09月18日

    皇族の定義は自体によって違う。
    臣籍降下した11宮家は室町時代・江戸時代の天皇から分かれた系統で、現皇室とは血縁的に相当さかのぼる。
    伊藤博文は女系天皇容認論者であった。
    東久邇宮は欧州に留学し、その後なかなか日本に戻らず、再三の説得によりようやく帰国した。
    伏見宮博恭王は軍令部総長となり、皇族とい...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月01日

    [ 内容 ]
    古代より「天皇の血族」として存在した皇族。
    明治維新後、最も近親で天皇を支える階級として、軍人の義務と多くの特典を獲得し成立した。
    だが、自らの権威・特権を背景に、長老の皇族軍人や直宮は、天皇を脅かす存在でもあった。
    本書は、古代から現代の皇族を概観し、近代以降存在した十五宮家、皇族軍...続きを読む

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