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Posted by ブクログ 2011年07月15日
華族に関する入門書として最適だと思います。
華族関連書籍は概ね気合が入りすぎているからか、やたらと資料や込み入った解説が多く
結局なんだったのか分からないといってことに陥りがちだったと思います。
しかしこの本は裏づけとなる数字や資料、またその解説の程度が
華族に対する特別な知識のない人間にとってま...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月07日
皇室の藩屏として、明治入り後に造られた特権階級。ただし、その出自は公家、大名、維新功労者、資産家、軍功者と多様で一体性を欠いていた。
例えば、資産においても大大名と公家では大きな格差があったというのは興味深かった。
昭和前期は、政党が力を失う中で軍部以外に華族も政治の中心におり、「貴族政治」とも...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
明治から始まった華族制度。
そして、太平洋戦争終結後に廃止。
その全貌が網羅されている。
遅れてきた貴族たち・・・という感じがする。
しかし、考えてみれば、各地のお殿様や、公家たちが、明治維新と同時に平民になる・・・というのも抵抗があったのかなぁ。。。
そういうワンクッションを置かなければまた、近代...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月28日
[ 内容 ]
明治維新後、旧公卿・大名、維新功労者などから選ばれた華族。
「皇族の藩屏」として、貴族院議員選出など多くの特権を享受した彼らは、近代日本の政治、経済、生活様式をリードした「恵まれた」階級のはずだった。
日清・日露戦争後、膨大な軍人や財界人を組み込み拡大を続けたが、多様な出自ゆえ基盤は脆...続きを読む
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