疎遠(そえん)だった父の死に際して故郷に帰った「私」に手渡されたのは、父が遺(のこ)した原稿用紙の束。気が乗らぬまま読み進めるうちに、過去にまつわるいくつかの謎が浮かび上がる。果たしてこれは、父の人生に本当にあったことなのだろうか? 次第に引き込まれるうち、父と子の距離は、少しずつ埋まっていく――。父親の死を通して名手が鋭く描き出す、生きる意味と、親子の絆(きずな)。

ジャンル
出版社
光文社
掲載誌・レーベル
光文社文庫
電子版発売日
2014年02月07日
紙の本の発売
2013年09月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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  • Android
  • ブラウザ

誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2015年09月05日

自分、こういう、父から子へっていう話に弱いんだなってことに気付かされた。

原稿の中の父と原稿を読む子の人生が重なり合うような重なり合わないような、付かず離れずな空気感からこの親子のいままでの関わり方を感じた。

家族のことはよく知っているようで、本当は何も知らないのかもしれないと思った。

短いな...続きを読む

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2014年10月18日

「人が生きるというのは、自分が主人公の物語を書き続けることだ」
「だから、人生を終える時には、一冊の本が出来上がっている」

自分にも書けるだろうか。
親の人生を読んでみたら面白いだろうか。
そもそも昔の親の人生とか知らないなぁ。。

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2016年04月19日

終わり方がいい。読み終わって本を閉じて、目を瞑り、しみじみと想いを馳せる本だった。
私も父親とはあまり話さなかった。なぜか小さい頃からむしろ避けていた。私が30過ぎの年に父が亡くなり遺品の整理をしていると、小説の原稿は出てこなかったものの父が10代の終わりから20代にかけての日記が出てきた。あの父に...続きを読む

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2015年03月22日

何だかんだで、父ちゃんいい人生だったんじゃないかな。
と言ったら怒られるんだろうか。

書いてもうっすい、しかも読む人がいない私の人生よりはなあ。

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2014年12月29日

疎遠の父が遺した原稿用紙の束。生き方を迷う主人公に、親として父として人生の先輩としてのメッセージがそこにはあった。
「死様」をテーマにして競作された作品の一冊。「人生は、何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。」という言葉が胸にズシンと響いた。日々流されて生きるのではなく、何かを築く一生でありた...続きを読む

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2014年06月21日

自分が主人公の物語、
一日一日を紡ぎ綴っているのが私たちの日常であることを、
今更ながら強く思う。

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2013年12月14日

人生について考えさせられる。

おやじは何をどう思い考え生きていたのか、人生に満足してたのか、、どう思いとか、どう生きたかったのか もっと飲んで話したかったなぁ とか

父親、娘、自分、いたましい。

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誰にも書ける一冊の本

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月10日

 小説家デビューしたものの売れず、三冊目をなかなか書けないでいる広告制作会社の社長「私」が、危篤の父が書き残した自伝の原稿を読む……というお話。お父さんの人生は、熊に襲われたり、早稲田文学にかぶれてみたり、戦時中は敵の戦闘機を撃墜したり……という激動の人生だったことをはじめて知る。まさに人に歴史あり...続きを読む

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2018年05月07日

自分の親が生きてきた軌跡。息子である自分がこの目で確かめることは叶わないから、フィクションだって織り交ぜられているのかもしれない、なんて考えてしまうのは当然のことだろうなと思う。ただし、そんなちょっと斜に構えた自分(と読者)を裏切るラスト5ページに、ギュっと心を掴まれました。

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誰にも書ける一冊の本

Posted by ブクログ 2017年12月19日

「飛鳥へ、そして まだ見ぬ子へ」な感じ。父が 子供に遺したメッセージという設定だけで 泣けてくる。親の人生を追体験して 子供は何を学ぶべきか、また 自分の人生から 子供に何を伝えるのか 考えさせられた。

主人公の息子は 作家として成功する前の著者自身なのでは ないか。伝えたいメッセージは 「人生は...続きを読む

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