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小川哲版『グレート・ギャツビー』開幕!
佐藤究――起業という“革命”とその“裏側”。あまりに、強烈に小川哲的。
白川尚史ーー起業したあの日の昂揚。ジェットコースターのような狂騒。うなる大金。勝者と敗者。全力で駆け抜けた青春が詰まっていた。この小説に投資したい!
日野瑛太郎--シェアオフィスの片隅で一攫千金を夢見ていた、あの頃の記憶が蘇った。
逢坂冬馬ーー圧倒的面白さに脳を灼かれる500ページ。
宮島未奈--最後の台詞をドヤ顔で真似する会をやりたいです。
「世界一のお金持ちになりたい」君と「ひとり研究を重ねる」僕が再会して、
進み始めた時計の針。
光合成をするコンクリートを武器に、起業することを決めたふたり。
仲間を集め、資金を集め、注目を集め、
10年以内に世界一を目指す。
「二十六歳のとき、スティーブ・ジョブズはアップルを上場させて二億五千万ドルの個人資産を持ってたし、アインシュタインは特殊相対性理論を発見してた」「私がシュートに賭けるの」
世界一の金持ちを夢見るキャピタリストの卵・桐田奈南に「作戦会議をしよう」と呼び出された倉敷秀斗。彼の研究をいかし、光合成をするコンクリートを開発するため、フランス語で「時計」を意味する「オルロージュ」を起業したふたり。プレゼンの巧い経営者、広報に精通したキャリアを仲間に入れ、出資を集め、事業は軌道に乗り始める。しかし、企業価値が膨れ上がるにつれて、なぜか桐田奈南以外の初期社員が姿を消していく――。
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Posted by ブクログ
面白すぎて面白すぎて!!!
夜更かししてもたー!
ねむい。目しょぼしょぼ。
とにかく面白いの一言!
…語彙少なくてすんません。
私はあの人を思い出したな…
名前出して良いのかわからないから出さないけど、あの人も担ぎ上げられちゃって知らない間になのかいつの間にかなのかわからないけれど、悪者にされちゃったんだと私はずーーーーーっと思ってる。
テレビでもてはやされた時から、勝手にもてはやされて、それ以上の手のひら返しにあって…酷い話や…
私はやっぱり国語能力低いせいなのか、主人公と思われる女性が結局何がしたかったのか、その女性の本心はさっっっっぱりわからん…
今この社会を騒がせてるあのクラファン不動産的なやつもこんな感じなのかしら…
作者さんの言わんとするところを的確に感じ取れてなくて申し訳ない限りですが、
めっっっっちゃ面白かった!!!!!!
Posted by ブクログ
一気読み完了。
いつ読んでも、小川さんの作品は引き込まれます。
大学の研究員の倉敷秀斗は、ある夜、中学の時の
同級生 桐田奈南に急に呼ばれた。
彼の研究を生かしたビジネスを持ちかけてきた。
「世界一のお金持ちになりたい」と願う、彼女と
彼の一世一代のビジネスが始まる。
まず最初に帯に惹かれた、小川哲版「グレート・ギャツビー」開幕!
このフレーズに惹かれました。
CV、ディープテックなど知らなかった、ビジネス
に関するフレーズが散りばめられている。
ページが進むにつれ、栄光から破滅に進んでいく「オルロージュ」がスピード感を持って表現されている。
桐田の天才的で底の知れない姿に恐怖するし、感情も揺さぶられました。
気が早いですけど、来年の本屋大賞、間違いなく候補になると思います。
Posted by ブクログ
帯に小川哲版『グレート・ギャツビー』開幕とか書かれていて期待して読みましたが、想像以上だったもののギャツビーというよりは、エリザベス・ホームズですし、金融資本主義の悪い部分を流し込んだフル・フロンタルだなと思った。これ書いてて、ユニコーン企業の話だからフル・フロンタルなんじゃ!?と思ったりしましたが多分関係ない。
ガンダムユニコーンでもフル・フロンタル出てくるとホラーになるので、この本でも同じくホラー味を感じた。人間理解できないものは怖いんすよね。小説を読むのが好きな人なんて特にそうなんだと思うのですが、私を含めそういった人は人を評すときに物語でみることが多い気がします。その人の背景にある物語が空ろであったり虚像に基づいて整合性が取れないと、キャラクタがつかみどころがなくて何とも気持ちの悪いんじゃないかと思ったりします。
帯に引っ張られてどうしてもギャツビーと比べてしまうのですが、桐田はギャツビー向けられた可愛い解釈と比べるともう少し冷静に見られている印象ですよね。ただ、彼女は最初から最後まで実は変わってなかったんや。そして全く理解できない合理性が怖いところ。
<<ここから一夜明けての追記>>
で、一晩明けて終章を読み返してみたんだけど、確かにギャツビーやったわ。多分昨日一気読みした時には、終盤までの桐田の理解できなさに不快感があったからなのか、長時間読んで頭が働いてなかったからなのか、自分の考えに固執してたのか、終章の倉敷が語る桐田像が上手く呑み込めたなかった。まぁ、ただこれが本当の桐田なのかというのは結局わからんわけだけどね。ただ、個人的には上原やオーキが想定したものと比べれば、悪くない解釈だと思う。
自我のない器とみれば、フル・フロンタルになるし、世界を救おうとした人の話と観ればギャツビーとなる、もちろん他にも自己承認欲求の化物と観ることもできるだろうし、合理性の極みにいる人に公器である会社を持たせるとどうなるのかという思考実験ともいえる、そんな感じで色々な解説ができるんだろうけど、人間って結局のところ多層的多面的なものなので、どれってこともないんじゃないかなと思ったりした。確かに倉敷の解釈というのは魅かれるものがあるな。
Posted by ブクログ
26歳の若者が、世界一の金持ちを目指して起業し、成功を収め、そして自滅してゆく話。焦るように、大学院にて日の当たらない研究を続けている中学の同級生に、起業を持ちかけたのは、桐田奈南。「光合成をするコンクリート」をつくることに決め、仲間を集め、会社を作り上げていく。スタートアップとか、起業とかって、こういうことだったんだと、知識的にも面白かったし、次々入れ替わる話者の、興奮、葛藤、逡巡、動揺、勢いみたいなのが、手に取るようにわかる。たゆみない向上心と、行動力、どんな相手にも物おじしないハートの強さと、誰もを惹きつける圧倒的な才能。そんな人物たる桐田奈南の欲望とは、なんだったのか。熱き心を持った若者たちの青春小説でもあった。そして、桐田の被った皮が、ぼろぼろと剥がれていく様がすさまじかった。
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