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ポーとティリーが再びタッグを組む! シリーズ累計30万部の最新作! 英国全土で連続狙撃事件が発生。犠牲者は17人にのぼるも犯人の手がかりはなく、ポーとティリーは国家犯罪対策庁に呼び戻されるが
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Posted by ブクログ
今作はシリーズものの力を存分に使った一作。特に著者が最初に記述している通り、前作で登場した人物が重要な役割を担っている。当然だけど、この作品から初見でシリーズに入る人はいないと思うので遠慮なく大立ち回りをしている。 ただ、途中作を1作ぐらい飛ばしてもよかろうという人は結構いると思うのでそういう方...続きを読むは要注意。 今作の犯人はスナイパー。早い段階で17人の犠牲者が既に出ていることが明らかにされ、そして街中でも平気で射撃を行うことから常に緊張感がある。特に犯人は1発で犯行を終え、そのすべてでミスをしていない。姿も分からない。見えない敵に対する登場人物の心理描写からまるでサスペンスのようにも思える。 もちろん、ミステリー要素は以前強く、ポー陣営は持ち前のスキルや頭脳を用いて犯人像に近づいたり、見失ったりを繰り返す。ただ、シリーズものとして難儀だなと思ったのは、登場人物が優秀だったり様々な組織が絡むので、若干そっちに展開の粗いところを担ってもらってる感じ。シリーズが進むにつれてスケールもあがっていくし、仕方ない点もあるとは思うけど。もちろん、一番活躍してるのはポーとブラッドショーだけどね! そして、何より一番読んでて感動したのはこの緊張感と仲間の掛け合いがしっかり同居して物語の空気感を破壊していないこと。誰もが死にそうだし、誰もが大丈夫な気がして最後までドキドキしながら読めた。 オススメです。
今作もアッという間の一気読み… 相変わらず面白く感情が忙しい そしてこのシリーズ7作品目だけど、初めて泣いた…(笑) 絶対に的を外さない狙撃手が一般市民を狙う… 犠牲者は既に17人 その共通点が見つからず、人々は恐怖の日々を送る 捜査は行き詰まり、政府はかつての重大犯罪分析課だったメンバーを招集 ...続きを読むそして再び、ポー、ティリー、フリンたちが事件に挑むことになったが… お口が悪く型破りなポー 天才分析官だけど、空気を読まず思ったことを口にするティリー それを絶妙にまとめるフリン この3人の掛け合いが最高なのはもちろん、今作はドイルも加わって言う事なし そしてラストに万歳!(笑) 私は間違いなくこのシリーズを追っていくよ あっ!犯人? くそみたいなヤツ(失礼…)だったけど、読んでのお楽しみ!
ワシントン・ポーシリーズ、今回は非ミステリ回と言っても過言ではないくらいの内容ですが、相変わらずのストーリーテリングで一気に読ませます。そして第一部完みたいなラスト。次回作が予告されていなかったら最終巻と言われても納得してしまいます。次はそういうことになるのか~!楽しみ~!です。
また、この季節がやってきた!! そう、M・W・クレイヴンの〈ワシントン・ポー〉シリーズの新刊である。 感想に入る前に一言だけ言わせて欲しい。 『本書は有隣堂にて購入!』 ( ここ ⬆ 大事(*•̀ㅂ•́)و✧) 2020年に第1作『ストーンサーク...続きを読むルの殺人』を手にして以来、ずっと追いかけてきたシリーズ。 私にとっては、もはや「新刊が出たら読む」というレベルではない。 年に一度のお祭りだ。 今年もポーに会える。 ティリーに会える。 フリンに会える。 そして、あの独特の緊張感と、重厚な捜査と、胃が痛くなるような事件と、その真っ只中で突然差し込まれる「そこ、笑わせるところか?」という絶妙なユーモアに会える。 しかも困ったことに、このシリーズ。 作品を重ねるたびに面白くなっている。 普通、シリーズものには「最初の頃が一番好きだった」という作品が少なからずある。 ところが、このシリーズにはそれがない。 『ストーンサークルの殺人』で「なんだ、このシリーズは!」と衝撃を受け、『ブラックサマーの殺人』でさらに引き込まれ、『キュレーターの殺人』『グレイラットの殺人』『ボタニストの殺人』と読み進めるたびに、「前作を超えてきたな」と思わされる。 そして今回。 また超えてきた。 ……おい、クレイヴン。 どこまで行くつもりだ(笑) 今回、英国各地で同じ手口による射殺事件が相次ぐ。 被害者は17人。 ところが、彼らには年齢、職業、生活環境などに共通点が見つからない。 普通なら「なぜこの人物が狙われたのか?」というところから捜査を始める。 ところが今回は、その「なぜ」が見えない。 犯人の目的も分からない。 被害者同士の接点も分からない。 そして何より恐ろしいのが、犯人がどこから撃っているのかすら分からない。 まるで英国全土のどこにでも現れる幽霊のような狙撃手。 人々は外に出ることすら恐れるようになり、社会そのものがじわじわと犯人に追い詰められていく。 ここで政府が切ったカードが、ポーたちだった。 かつての重大犯罪分析課のメンバーが再び招集される。 この時点でもう、シリーズ読者としてはテンションが上がる。 「来た!」 ポー、ティリー、フリン。 この三人が揃う。 事件そのものももちろん面白い。 だが、このシリーズの最大の魅力は、実は事件だけではないと思う。 ポーたちが帰ってくることそのものが嬉しいのだ。 ポーは相変わらずポーである。 ぶっきらぼうで、頑固で、時に無茶をする。 しかし、その奥には仲間を思う熱さがある。 そしてティリー・ブラッドショー。 シリーズ開始当初から考えると、本当に大きく変わった。 天才的な分析能力を持ちながら、人とのコミュニケーションが苦手で、世間一般の「普通」からはかなり離れたところにいる彼女。 そんなティリーが、ポーと事件を追い続ける中で、少しずつ、しかし確実に変わってきた。 今では、この二人のやり取りを見るだけで嬉しくなる。 事件は凄惨。 捜査はシリアス。 なのに、会話になると妙に笑える。 このバランスが絶妙なのだ。 「英国ミステリ、重っ!」 と思っていたところへ、ポーとティリーのやり取りでフッと力が抜ける。 この緩急があるからこそ、重厚な警察小説を最後まで一気に読める。 そして今回の事件のキーワードとなるのが、タイトルにもなっている「ダイス」。 捜査を進める中で、17件の犯行現場に奇妙な法則が浮かび上がる。 犯人はどうやら、特殊なサイコロを使って犯行場所を決めているらしい。 サイコロで殺人現場を決める。 なんとも不気味な発想だ。 普通なら「そんな馬鹿な」と思うところなのだが、クレイヴンはそこから話を組み立ててしまう。 そして、読者が「なるほど」と思った瞬間、さらに別の角度から殴ってくる。 そう。 このシリーズ、油断できない。 「分かった!」 と思った瞬間に、 「はい、残念でした」 とひっくり返される。 そしてページをめくる。 またひっくり返される。 ……だから止まらない。 上巻を読み終えた時点で「え? ここからどうするの?」となり、下巻へ手が伸びる。 夜中でも伸びる。 眠くても伸びる。 明日仕事でも伸びる。 そして翌朝、 「……寝不足だ」 となる。 知ったこっちゃない。 ポーが待っている(笑) しかし今回、事件以上に心を揺さぶられたのが、ポー自身の物語だ。 これまで数々の事件をくぐり抜けてきたポー。 仲間を失い、傷つき、それでも事件の真相を追い続けてきた男が、今回は自分自身の人生についても大きな決断を迫られる。 孤独に生きることに慣れていた男。 他人との距離を置き、自分の世界を守っていた男。 そんなポーが、誰かと人生をともにする未来へ進もうとしている。 そこへ、この最悪の事件が襲いかかる。 まるで、 「お前、本当に幸せになれると思ってる?」 とでも言うように。 そして、事件は容赦なく仲間へ迫る。 ついにはティリーまで犯人の標的になってしまう。 ここからのポーは凄い。 いや、怖い。 仲間を守るためなら、どこまででも踏み込む。 ルール? そんなものは後回しだ。 正義感だけで突っ走るわけでもない。 感情だけで暴走するわけでもない。 これまで積み上げてきた捜査能力、仲間との信頼、そして自分自身の覚悟。 それらすべてを武器にして、犯人へ向かっていく。 これぞワシントン・ポーだ。 そして最後に待っているのは、シリーズ最大級の大仕掛け。 犯人は誰なのか。 なぜ17人なのか。 なぜサイコロなのか。 そして、ポーたちはどうやって神出鬼没の犯人を追い詰めるのか。 クレイヴンは今回も、読者が「もうこれで終わりだろう」と思ったところから、さらに一段階ギアを上げてくる。 そして事件の決着だけでは終わらない。 ポーという男の人生そのものが、大きく動く。 ここが今回の作品のたまらないところだと思う。 単なる「連続殺人事件を解決しました」で終わらない。 第1作からずっと積み重ねてきた人物たちの関係性があるからこそ、この物語の一つ一つが胸に響く。 シリーズものの醍醐味とは、こういうことなのだろう。 一冊だけでも面白い。 でも、7冊読んできたからこそ分かる。 ポーがどう変わったのか。 ティリーがどう成長したのか。 フリンがどんな存在なのか。 仲間たちがどれほど大切なのか。 それを知っているから、今回の一場面、一言、一つの決断が、ずしんと胸に落ちてくる。 そして、私は改めて思う。 こんなシリーズ、他にあるか? 重厚な警察小説である。 本格的なミステリーでもある。 猟奇的で、残酷で、時には目を背けたくなる。 それなのに、登場人物たちの会話にはユーモアがある。 そして何より、登場人物が生きている。 事件が終われば、それで関係がリセットされるシリーズではない。 前の事件で受けた傷も、築いた信頼も、変化も、次の物語へちゃんと持ち越される。 だから、新刊を読むたびに「事件の続きを読んでいる」というより、 「久しぶり。元気だった?」 と、昔から知っている仲間に会いに行くような気持ちになる。 2020年。 『ストーンサークルの殺人』から始まった私のポー追跡。 気がつけば第7作。 その間、何度ポーたちに驚かされ、笑わされ、ハラハラさせられたことか。 そして今回も見事にやられた。 ありがとう、クレイヴン。 また最高傑作を更新してくれて。 ……でもね。 毎年これをやられると困るんですよ。 「今年こそ前作を超えるのは難しいだろう」と思っているのに、また超えてくる。 読者はハードルを上げる。 作者はさらにその上を飛び越える。 そして私はまた一年待つ。 「また、この季節がやってきた!!」 と言うために。 未読の皆さん。 お願いです。 早く読んでください。 ただし、一つだけ忠告。 第1作『ストーンサークルの殺人』から読むことを強くおすすめします。 なぜなら、このシリーズは事件だけを読む物語ではないから。 ポーとティリーの物語だから。 そして7作目まで来た今だからこそ、分かる。 この二人が歩いてきた道のりが、今回の物語をさらに熱くしている。 血と銃弾と謎。 そこに友情と信頼と、ほんの少しの笑い。 英国ミステリーの骨太さを存分に味わいながら、最後には「この人たちについてきてよかった」と思わせてくれる。 そんなシリーズだ。 さて。 読み終わった。 余韻に浸る。 そして、ふと思う。 ……来年は、いつだ? 気が早い? いやいや。 ポー読者にとっては、もう次の夏が始まっているのである。 本の概要 標的はティリー・ブラッドショー 読者を驚愕させる強烈な展開 一気読み必至の傑作 捜査の末、ポーは連続狙撃犯の正体と目的にたどり着くも、その行方は依然としてつかめなかった。 そしてポーたちの健闘むなしく犠牲者は増え続け、相棒のブラッドショーまでもが犯人の標的にされてしまう。 かつてない窮地に追い込まれたポーは、自身と因縁深いある医師に協力を依頼する。 神出鬼没の犯人を捕まえるため、ポーたちが打った一世一代の大仕掛けとは? シリーズ史上最大規模の事件。予測不能の決着を見逃すな。 著者について M・W・クレイヴン イギリス・カンブリア州出身の作家。軍隊、保護観察官の職を経て2015年に作家デビュー。2018年に発表した『ストーンサークルの殺人』で、英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガーを受賞した。
面白い 読むほどに、キャラがもっと好きになる 自作も出るようなので楽しみ ハードな殺人事件と、仲間達の(少ないが)コミカルさのバランスがとても良いので、つらい感じに成らないのが良いな
ワシントン・ポーシリーズの第7作。 今作は英国全土を脅かす、連続狙撃犯を追っていくというお話し。前作で解体された重大犯罪分析課がどうなるの?と思いながら、一年ワクワクして待っていました。今作は、ポーを取り巻く人間関係がより深く描かれた内容です。 『誰のためなら燃えさかる建物の中に飛び込める?』という...続きを読む問いが、この事件解決の糸口になりますが、ポーの出した答えは、今までの関係を積み重ねてきた結果であることが伝わってきます。 そして、この事件から大事な人の命が狙われることの恐怖を感じ、ポーはあることに迷ってしまいますが、ラストのエピローグで待ち受けていた結末に、思わず泣いてしまいました。なんでこんなに面白いんだ! 新展開を思わせるラストに、また一年後が楽しみで仕方ない!
本作も面白かった!! 謎の狙撃犯との心理戦が軽快。 そして段々と増えるポー&ティリーの仲間たち。 今回初めてほんとにみんなナイスチームワークだったのでは。 ドイル、フリン、ロックも加わり、そしてバーティおじさんもいいキャラクター!過去作の登場人物もさりげなく出てくるので、これは読み返さねば。...続きを読む 前作が非常に暗いトーンだったのが、今回は軽やかな展開でスッキリ読めました。 もちろん次作もあるとのこと、今から待ちきれないなあ。
これは痛快。極上のエンタメとして熟した感があります。次回予告ありの週刊連載マンガを読んでいるような感じで、続きが気になってしょうがない。 敵は手強いが、今作はポー刑事のバックアップ陣もスゴイ。詳しくは言えませんが、どの登場人物も尖ったキャラが立っていてワクワクします。エピローグが好き。
物語を積み重ねていく中でポーを始め、登場人物みんなが好きになっていくなと感じた。 立て続くハラハラドキドキの展開と物語結末。 このシリーズに出会えた事に感謝。
おぉ……なんという……終わり方よ。シリーズを追ってきたことがこんな形で……(ネタバレになるので以下略)。 Twitterにも書いたけど、あの日あの時、東京の丸善丸の内本店で、『ストーンサークルの殺人』を何も知らずに手に取って良かったー! こんなに大好きで宝物のようなシリーズになるとは、想像してなか...続きを読むったけど。 ミステリの神様が出会わせてくれたのかな。 予想外の展開だけど、次作がますます楽しみ!!
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