俳優、堺雅人が「演じる」ときに考えること――。作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録した初エッセイ集!
堺雅人は鞄に原稿を書くための道具を入れて、持ち歩いている。撮影の合間に楽屋で、休みの日に喫茶店で、「演じる」ことについて考え、文章にするのだ。そうして生まれた54作の本格エッセイに加え、過去の対談やインタビュー、写真を掘り起こして収録。役者の思考や日常が垣間見える一冊。出演作品リスト付き。
Posted by ブクログ 2020年03月14日
篤姫で堺雅人って上手いなぁと思ったのだけど、文章も書くんだと興味を持って手に取った本。
少し涼しい風が吹いてるような文が心地よい。
出てくる舞台、映画をもっと自分も見てたら、より堺さんと一体化した心地になれるだろうけどと、その境地に至らない自分がちょっと残念。
逆に篤姫にまつわるエッセイは、へぇそん...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月19日
エッセイを書くのって、とっても難しいと思う。自分の個性を紙の上に言葉で表せなければいけないし、独りよがりになれば読者がつかない。
堺さんの書く文章はとても美しいと思う。ひらがなと漢字の配分なんて、私はなかなか気を配れない。
比喩表現が秀逸。的確に感覚を伝えて、素朴なユーモアにくすり。
たちどまって、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月27日
等身大の堺さん自身の視点で書かれている文章。ほどよく仮名がまじっていて
それでも読書人というのが沸々と伝わってくるお話にしびれました。
役者として、舞台人として、読書好きのぼーっとした一介の人間という様々な視点から憶することなく
そのままの言葉で伝えてれた感が
最高。
ホントたくさんの引き出しがある...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月10日
初エッセイ。俳優、堺雅人が「演じる」ときに考えること。
作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談、蔵出しインタビュー&写真も収録。
「休みのときはいつも原稿のことを考えていました」
俳優・堺雅人によるエッセイ集。
とても読みやすく、テーマにこだわりってときに熱く、ときにゆる~い文章であるように感じた。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月15日
共感する、なんてエラそうなことは言えないけれど、自分が普段ぼんやりかんがえていることを堺さんがうまく見つけてうまくことばにしてくれたような気がします。
まさにいつも感じてる!これこれ!でもとりとめもなさすぎてコトバにもしてなかったの。でもこれ!みたいな(笑)
絶妙なところがひらがなにしてあって、堺さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月11日
ずっと気になっていて、ついに購入。
もっと早く読めばよかった。
なんてしなやかで強靭な文章だろう。
良質の水のように、するすると心に染みこんでくる。
私は「ゴールデンスランバー」や「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」の堺雅人さんが大好きなのだが、あの演技の裏側でこんなふうに感じているのかと思...続きを読む
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