水平と垂直

水平と垂直

小説・文芸
3,795円 (税込)

18pt

4.7

仙台に暮らし執筆を続ける私小説作家・山路は、南大阪の芸術系大学に毎月通い、非常勤で創作ゼミを担当している。受講するのは、様々な背景をもった学生たち。彼らの文章から見えるそれぞれの葛藤や思いは、大学に進まず小説を書くことを選んだ山路の半生とも響きあい――現実の創作ゼミから誕生した、文学への新たな入口。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    水平と垂直
  • タイトルID
    :
    2311350
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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水平と垂直 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文章はこころ、こころは文章
     文章読本小説ときかされて、顔が?になった。しかし読んでいくにつれて、著者のいつもの私小説の延長線上にある、と感じてそこに寝っ転がる太平安楽の気持ちを味はった。

     著者の小説の特徴は人間だとおもってゐる。等身大の人間といふものはなかなか書けないにしても、近い雰囲気・空気感は伝はってきて、学生の抱へる悩み、こころのあり様が文章からたちのぼってくる。

     そのほのかに映しだされる人間模様に私は惹かれる。いはば落ち着ける小説としての効用を感じさせるのだ。

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    ずっと読んでいられると思ったし、このまま続けてほしいと思いながら読み終わった。大学の授業のワークショップでの学生たちの物事に対する見方と文章の上手さに、創作する学科の学生ってこんなに凄いんだと驚いた。自分も試しにやってみようと思ったけど全く文章が浮かばなかった。妻の菫さんとのエピソードがなんだか心の温まるようなやりとりばかりで「もう、好き、続けて!」と心で思いながら読んでいた。佐伯一麦作品を初めて読んだけど、他の作品もとても気になるような出会いだったし、これからも書き続けてほしい。

    ところどころ山路さんの昔のエピソードを振り返る場面があるのだけど、当時の自分が今の自分を見つめているような気がするといったあの感覚が好き。あとは山路さんが畑を耕している時に詩人のある詩を思い出して微笑むという場面で、本を読むということによって成り立つその微笑みはまさに読んできた本たちの重なりであったし、今自分が読んでいるものがそのまま通り過ぎようとも、いつかもしかしたらその微笑に立ち会う瞬間が訪れる時が来るかもしれない。それもまた水平と垂直なのかもしれないと思った。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作は、著者が大阪の大学で非常勤講師として、実際にゼミ生に小説の創作を教えて、その経験をもとに書いた作品である。デビュー以来私小説を書き続けてきた主人公は、大学に進学せずに働いたこともあって、大学の雰囲気や学生たちの生活に実感が湧かなかった。それでも妻の助言より、ワークショップ型のゼミを展開して、主人公と学生双方が真剣に、小説はもちろんのこと、それ以外のジャンルにも触れて、創作活動の本質に迫る。その為、本作は対象物の見方や小説の読解における着眼点、文章作成の要点など、著者による創作論がこの一冊に詰まっている。

    0
    2026年08月25日

水平と垂直 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    水平と垂直
  • タイトルID
    :
    2311350
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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