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Posted by ブクログ
ずっと読んでいられると思ったし、このまま続けてほしいと思いながら読み終わった。大学の授業のワークショップでの学生たちの物事に対する見方と文章の上手さに、創作する学科の学生ってこんなに凄いんだと驚いた。自分も試しにやってみようと思ったけど全く文章が浮かばなかった。妻の菫さんとのエピソードがなんだか心の温まるようなやりとりばかりで「もう、好き、続けて!」と心で思いながら読んでいた。佐伯一麦作品を初めて読んだけど、他の作品もとても気になるような出会いだったし、これからも書き続けてほしい。
ところどころ山路さんの昔のエピソードを振り返る場面があるのだけど、当時の自分が今の自分を見つめているような気がするといったあの感覚が好き。あとは山路さんが畑を耕している時に詩人のある詩を思い出して微笑むという場面で、本を読むということによって成り立つその微笑みはまさに読んできた本たちの重なりであったし、今自分が読んでいるものがそのまま通り過ぎようとも、いつかもしかしたらその微笑に立ち会う瞬間が訪れる時が来るかもしれない。それもまた水平と垂直なのかもしれないと思った。
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小説・文芸
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