物語 中東の歴史 オリエント五〇〇〇年の光芒

物語 中東の歴史 オリエント五〇〇〇年の光芒

924円 (税込)

4pt

キリストを生みムハンマドを生んだ中東は、歴史上の転換点となった数々の事件の舞台であり、まさに世界の富と知の中心だった。ソロモン王とシバの女王の知恵くらべ。新興イスラーム勢力のペルシア帝国への挑戦と勝利。ムスリム商人による商業の隆盛と都市文化の繁栄。「蛮族」十字軍や、モンゴル帝国による進攻とその撃退。しかし、やがて地中海世界は衰退し、中東は帝国主義の蹂躙する所となる…。ドラマティックな歴史をたどろう。

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物語 中東の歴史 オリエント五〇〇〇年の光芒 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「物語シリーズ」では一番の面白さ。ソロモン王とシバ女王の対決とロマンス、新興イスラム勢力の興隆、モンゴル•十字軍•イスラムの三つ巴の対決、イスラム/地中海世界の衰退と帝国主義の興隆。欧州との関係を含め大まかな中東史が理解できる

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    [盛衰の地にて]ペルシャ、イスラーム、オスマン等、数々の文明が栄枯盛衰を繰り返してきた「中東」。5000年に及ぶ長き歴史を、厳選したエピソードを基に解説していく作品です。著者は、朝日新聞の記者として中東特派員などを担当し、中東報道者の会会長も務められた牟田口義郎。


    一章ごとにテーマが決められてお

    0
    2015年08月31日

    Posted by ブクログ

    朝日新聞の中東特派員がなぜ歴史の本を出してるかと不思議に思ったが、読んでみるとなるほど、現地で実際に史跡などを巡った臨場感がよく伝えられている。受験の世界史では出てこない重要人物や事件が多数紹介されて面白いが、時代によって扱いに濃淡があり、古代オリエントやペルシアはほぼスルーされていてイスラムに重き

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    物語 中東の歴史
    オリエント五〇〇〇年の光芒
    著:牟田口 義郎
    紙版
    中公新書 1594

    時代を行ったり来たりしていて読むのが大変でした
    長大な歴史を扱っているので、年表や、索引がほしかった

    主軸は、十字軍と、モンゴル軍だとおもいます

    このテーマでは、イスラムは簒奪ではなく、防衛にたっています

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    物語形式なので読みやすかった。
    中東ってどんな地域なの?ということを歴史からざっくりと知りたい人にはお勧めです。

    0
    2022年10月12日

    Posted by ブクログ

    中東におけるエピソードをかいつまんで物語風にまとめた歴史書的な本。カーディシーヤの合戦,中東から見た十字軍,バイバルスとマムルーク朝あたり,本書で重点的に説明されている。

    0
    2021年06月02日

    Posted by ブクログ

    こちらは先日の「中東イスラーム民族史」と違って、読んで楽しく勉強になった本。

    古代から現代までの中東の歴史の中から、主要な人物や出来事をピックアップし、物語風に書いた本。
    紀伝体をかみくだいて現在風にアレンジしたものというか。

    それでも背景となる知識に疎いため、Googleマップや世界史の歴史地

    0
    2018年11月24日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り、古代から現代までの中東の歴史をところどころ掻い摘んで主観的に語られています。作者の解釈がやや強引だったりいささか脚色がなされていたりしますが、語り口はテンポがよく面白いです。

    0
    2013年04月20日

    Posted by ブクログ

    中東の歴史とあり、オリエントからとも書いてあるが、イスラーム(アラブ)の視点からとらえられる、歴史書という感じである。

    内容も、中東の風土、有名な王政の人物もとりあげているが、基本はアラブ帝国の出現、十字軍の聖戦、バイバルス、西ヨーロッパとの関係、スエズ運河の経緯など、歴史的に重要な事件をピックア

    0
    2012年05月16日

    Posted by ブクログ

    中東地域での様々な国の興亡を、紀元後あたりから近代まで概括する。ゼノビア、サラディン、バイバルス、アッバースなど各時代の中心人物を軸とした戦史をたどることで、この地域のヨーロッパ諸国との対立や地域自体の複雑性を論じる。近世以降は駆け足で、最後はスエズ運河開通に触れる。

    0
    2010年12月05日

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