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両親からの仕送りを頼りに東京の大学に通う主人公・時枝 修。が、ある時、両親が事業に失敗し行方不明に。仕送りも無くなり大学は除籍。住んでいたマンションも強制退去となり日雇いの危ないバイトを転々としながらネットカフェ中心の生活に陥っていきます。
自分に弱く、そして優しすぎるがゆえに底なし沼にはまっていく姿はとてもはがゆい。しかし同時に必死に生き抜こうとする姿を応援したくなります。
ちょっとしたボタンの掛け違いで坂道を転がり落ちるように落ちていく。フィクションなのにまるでノンフィクションかと錯覚してしまうマンガ『闇金ウシジマくん』を彷彿とさせるリアルなストーリー。現在の日本社会のひずみを鋭く描き切った傑作です。
Posted by ブクログ
最初はイライラ。
ああバカ、そんなに簡単にお金を使っちゃうんじゃないよ、まったくもうなんて、修の能天気さに呆れてましたが、ふと「自分が同じ立場になったら、こうならないという自信があるだろうか」と考えたら、怖くなってきました。
ずっとインスタントラーメンで、やっとお金が入ったら、ちょっと生姜焼き弁当でも食べたくなるのが本音なんじゃないだろうか…。
どんどん修が堕ちて行くのが怖かった。
まあ、警察官のくだりは、「ええ〜、こんなことになるう〜?」なんて思っちゃったけど。
ただ、「それでもぼくはやってない」とか「殺人犯はそこにいる」を見たり読んだりすると、警察は決して「正義の味方」じゃない、とも思ってしまうわけで……。
下巻はどうなるのかな。
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