日本経済論 「国際競争力」という幻想

日本経済論 「国際競争力」という幻想

628円 (税込)

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4.8

リーマン・ショック後、日本を襲う急激な円高。輸出頼み、海外との価格競争では未曾有の不況を脱せない。構造改革論からデフレ論まで、経済政策の迷走を徹底批判。公共性の柔軟な解釈に基づく知的新機軸を打ち出す。国際問題や民主党政策など、2008~10年の社会事象を分析。

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日本経済論 「国際競争力」という幻想 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年05月23日

    小泉政権下での構造改革や規制緩和、低金利政策による円安誘導など一連の政策を、輸出企業の国際競争力強化を図る「重商主義」と定義し、輸出企業が稼いできた利益が国民に分配されなかったことや内需が絶対的に弱ってしまったことで実質的には行き詰ったもの、と断じている。
    一方で、民主党政権による政策については、結...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月23日

    民主党政権には、国民の歓心を買うためにカネをばら撒くのではなく、将来不安の解消や公共心を培うための公共ストックの充実に向けて使ってもらいたい。それが重商主義時代の終わりに臨む政治の構え方。

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    Posted by ブクログ 2011年02月24日

    この著者については,朝日新聞「論壇時評」のときから注目していた。経済学者でありながら,社会の動きに広く目配りをして,説得力ある論旨を展開していた。本書はその改稿を含め,現在の日本社会・経済・政治の問題点を指摘し,それに対して(著者なりの)一定の処方箋を与えようとしている。自民党の高度成長期が終了する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月12日

    戦後一貫して政治経済社会と広範囲にアメリカの影響を受けてきた日本。

    政権交代があったが、自民党時代よりも混迷を深める様相を見せる民主党政権。

    なぜ「経済」をめぐる迷走が続くのか、「国際競争力」という幻想、構造改革、公共性の問題点をするどくえぐる著作である。

    ソ連崩壊後の米国、ヨーロッパの迷走、...続きを読む

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