Posted by ブクログ
2016年01月24日
近年は欧米的な子育てが推奨され、日本的な教育は誤ったものとされることもある。そんな中、昭和の日本の古き良き時代の母親や祖母の姿を書いた本だと思う。
本の中にある具体例はあくまでも参考だと思うので、それをやればいいという話ではないと思う。
この本から感じたのは、
・親が子育てをしっかりと考え意識し...続きを読むていること。
・親が子供とのコミュニケーションを大切にしていること。
・親から子供への愛のムチがあること。
・子どもの特性に合わせた子育てを行ていること。
・子どもに主体性や考えを持たせることを重視していること。
大切な子供を育てるのは大変だと思う。
誰かの受け売りだけではなく、親が自分自身で、子供にとってのベストは何かを考え続け、向かい合ってあげることが子育てだと思った。
本の中で共感できたのは、
「自分が知識の応用でしかわからないことを、子どもには感覚としてわかるようにしようと考えましたので、生まれたときから感覚をみがくよう努力しました。」
また、最後の言葉も良かった。
「子どもに体当たりして、失敗して、また学べばいいんです。
あなたの育児のやり方でいいんですよ。
だって、誰の子でもない、あなたの子じゃないですか。」