別れの時まで

別れの時まで

671円 (税込)

3pt

3.6

『水曜の朝、午前三時』著者の長編恋愛小説。

私は手記募集で応募してきた女性に関心を持ち面接するが、彼女は女優であり、その波乱の人生に興味を持ち交際を始める。彼女には息子がいたが夫の影はなく、同じく娘を持つ私は共感を覚え密かな情事を深めていった。

しかし彼女の家に出入りするうち私は監視されていることに気づく。そして息子の父親であるかつての「恋人」が指名手配されていることを知る。

著者は2001年11月、書き下ろしの長編恋愛小説『水曜の朝、午前三時』でデビュー。1970年に大阪で開かれた万国博覧会を舞台に国籍問題で引き裂かれていく男女の恋愛をミステリアスな筆致で描いた同作品は、新人作家の第一作にもかかわらず多数の読者の支持を得て、ベストセラーとなった。
本作『別れの時まで』は、著者が10年ぶりに満を持して発表した長編恋愛小説。大人の恋愛の切なさと先が読めないミステリアスな展開に、全国の書店員さんから多数の感動コメントが集まった。
待望の電子化!

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別れの時まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大人でなければ読めない小説である。

    親が子を想い、恋人に焦がれ、自らの在り方について思い悩む。人生において、一通りの経験を積んだ者にしかわからない哀しさが描かれている。

    早紀と隆。この二人の子供が持つ真っ直ぐな正しさが主人公だけではなく、読者の心も苦しくする。そう、「正しいことは人を傷つけやすい

    0
    2013年04月19日

    Posted by ブクログ

    いつもミステリーばかりなので、たまには恋愛小説でも思って読んだ作品。
    序盤は引き込まれるような入りだったが、途中から少しサスペンス要素が入り込み、刑事やら公安やら、ややきな臭い展開に移っていった。
    そしてそれと同じくして、ところどころ首をかしげたくなるような登場人物たちの言動が目につくようになってき

    0
    2019年08月29日

    Posted by ブクログ

    久々に蓮見さんの小説を読んだ。 ベストセラー”水曜の朝~”以来の長編恋愛小説。 しばらく恋愛ものから遠ざかっていた分、期待して読みました。 はて、蓮見さんの文体ってこんなに、「まどろっこしい」感じだったけ? と思いながら読んでいたのですが、当人が元編集者だからか、それとも個人好みか、余計な抽象的描写

    0
    2013年08月01日

    Posted by ブクログ

    女性の穏やかに直情的(クールビューティというのか?)な魅力には、なかなか対抗できない。いわんや特徴のない小市民(否定する感情は全くなし)にとってをや・・・。
    詳述されていない、本作のクールビューティが子まで生した相手の魅力の方が、気になる。

    0
    2013年04月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    編集者の松永は、母の手記に応募してきた毛利伊都子と出会い恋に落ちた。

    互いに片親ということもあり、松永と娘の早紀と伊都子と息子の隆はなんの問題もなく交流を深めていた。

    その矢先、松永は隆の父親である三田という男の行方を追っているという警察に伊都子の行動について捜査協力を迫られる。

    好きな女であ

    0
    2018年03月23日

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