ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
18歳のマンボウ氏は、バンカラとカンゲキの旧制高校生活で何を考えたか――。個性的な教師たちと大胆不敵な生徒たちが生み出す、独特の熱気と喧騒に身をまかせながら、ひそかに文学への夢を紡いでいったかけがえのない日々は、時を経てなお輝き続ける。爆笑を呼ぶユーモア、心にしみいる抒情、当時の日記や詩も公開、若き日のマンボウ氏がいっぱいにつまった、永遠の青春の記録。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
森見登美彦氏の「夜は短し歩けよ乙女」や吉田修一氏の「横道世之介」のような痛快系の本。ではあるが、心に残る言葉が出てくる。 ・喜劇と悲劇、滑稽と悲惨が極めて接近しているか、或いは表裏だということである。 ・まず生活の基礎を築いたのち、ゆっくりとその名著とやらを書いてください ・本というものは、一見役立...続きを読むたずのように見えようとも、その中に自分と無関係でないと思われる一行があれば本棚に並べておく価値があるものだ。 ・かつて高校時代に自分がけっこう人に好かれたことすらいけないことのように思いこみ、心の中ではらたらと全人類から嫌われ者の大悪人になりたがり、そうでなければ創造というものはできっこないと、一人でうめいたり、うなずいたり、力みかえったりしたものだ。
「自己を高めてくれるものはあくまでも能動的な愛だけである。」 俵万智の解説にもあるように、北杜夫のユーモアとシリアスな二面性が刺さってくる。
「動物のお医者さん」にはまっている中2のAdさんは試験の答案に”カレーライスの作り方”を書くH大学の学生の話がお気に入り。”こんなこと本当にあるの!?””まあ、旧帝大系には昔からよくある話だ””先生もカレーライスの作り方を書いたの?””いや私はマカロニグラタンが得意だった””グラタン!””意外に安い...続きを読むんで一晩に何皿も焼いて友達に売ったことあるな””お金取るんですか!?””当然!””いーなー、こんな大学行ってみたい!”。そういえば私も中学生の時にこれを読んで旧制高校生の青春に憧れて大学に行きたくなったもんだ。
かなり長時間かけて読みました。 戦前、戦中、戦後という激動の時代を駆け抜けた北先生や同じ松校の学生たちが過ごした青春時代。読んでいて心から羨ましくなりました。昔の学生は娯楽が少ない割には何か見つけて楽しんだり、のんびりしてたんですね。学業に励むだけが勉強じゃないんだとつくづく思いました。最後の方はも...続きを読むう爆笑しっぱなし。 「自殺するなら30歳まで生きてみろ」という言葉が重く響きました。
北杜夫が亡くなってすぐ、 「北杜夫という作家が人生に影響を与えた一人」だという話を、 大学の先生と音楽家の叔父から立て続けに聞いた。 二人が憧れたという、マンボウ氏の青春。 笑っていながらの、どこか、負け惜しみ。 ブルース、的な。 読めば読むほど、 「ここには俺のことが書かれている!」 と...続きを読む、自意識過剰な気持ちになれる。 この本で描かれている舞台と、そう遠く離れていないところで育ったということは、ラッキーだった。かもしれない。
高校時代、何度も何度も繰り返し読んで、 (私は女子高だったのでまた違った独特のコミュニティに属しておりましたが) 当時の泥臭い青春、知的成長への追求… すべてが憧れでした。 ご冥福をお祈り申し上げます。
これを読まずと大学生は語れない。 バイト先の社長にそう言われ読んでみた本の中に僕はなにか運命を感じた。 人生は棒に振れ、しかし一日はもっと大切にすべきだ。
中学か高校の時に読んで、こういう生活をおくりたくて、大学では寮に入りました。つうか、狙いの寮に入るために大学を決めたようなもの(^^;)。
ユーモアだけでなく、その時代の空気、町の雰囲気、鬱屈した学生独特の感情まで語られていて、まさに青春記であった。一気に読んでしまった。 松本にいるうちに読めてよかった。
マンボウ氏の青春期。「どくとるマンボウ」は高校生の時に読もうと思って挫折した記憶があって、ちょっと倦厭していたんだけれども。もったいなかった。早く読んでおけば良かった。 青春を終戦期で送ったマンボウ氏。日本中で思想が根本から覆り、休止していた学業が再び動き出した時代。帝国主義を取り壊し、新たな日本...続きを読むとして一歩を踏み出した時期とはいえ、動き出したのは国のシステムばかり。若者の実情はまだまだ空腹と憂鬱に支配されていた時代。その中で若き医学生が何を思ってきたのか、マンボウ氏独特のユーモアとともに描かれる。 グッとくる名言が多く、それでいて文体は軽やか。心の栄養剤として手元に置いておきたい本です。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
どくとるマンボウ青春記
新刊情報をお知らせします。
北杜夫
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
あくびノオト
怪盗ジバコ
怪盗ジバコの復活
輝ける碧き空の下で 第一部(上)
完全版 若き日と文学と
黄いろい船
奇病連盟
「北杜夫」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲どくとるマンボウ青春記 ページトップヘ