無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
江ノ電の小さな駅、十六夜駅。鎌倉駅からほど近く、閑静な住宅街にあるその駅には、一人の駅員と一羽の九官鳥「ハッチ」がいた。乗客たちの声を聞き、また別の乗客にその言葉を放つハッチは駅の人気者だ。
十六夜駅には、日々、様々な挫折や苦悩を抱えた人々が訪れる。人生の折り返し地点で将来に不安を抱くフリーランスの男性、恋人との手痛い失恋に打ちひしがれる女性、怪我で休みを余儀なくされたバスケットボール選手、50代の今も現役でストリップの舞台に立つ踊り子、周囲に馴染めずピアノが生きるよりどころとなっている女子高校生……。そんな彼らに届くハッチの“言葉”は、誰がどんな想いで発したのか分からないまま、前を向くきっかけをくれる。
生きづらさを抱えたすべての人にエールを贈る、感動の物語!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
普段は文庫本派で大判を買わないようにしてますが、
装丁があまりにも自分好みでつい衝動買いしてしまった。
カバーを外すとハッチと堂島さんがいないのは、ハッチと堂島さんが来ることで駅を使う人達に彩りが溢れたからっていう素敵な意味が込められてるのかな?
江ノ電の十六夜駅を中心としたオムニバス形式のストーリー
青山さん作品特有の人との繋がりを通した温かみのあるとても良い作品。
個人的に青山さんの作品を読み進める度、苦しくなるなぁ、、、
こんな素敵な話を創る事が出来る作者さんは、性善説でそれぞれ人には、その人の考えがあり、良いところがあると感じていて、尚且つ良いところを見つけようと、そんな素晴らしい人柄なのだと想像します。
一転自分自身は性悪説で、表には出さないけど不満ばかりで、、、
こんな素晴らしい考え方で生活したい、でも出来ない。と素敵な作品で気持ちが掬われる一方自虐的な心でとても苦しくなる。
言葉には表しきれないけど、私にとってはそんな作品です。
でも、次の作品もとても楽しみにしてます!!
Posted by ブクログ
久しぶりの青山美智子さんの作品です。
今作は、一段と爽やかさと温かさと勇気をもらえる作品でした。
プロローグ・一章〜五章・エピローグからなる連鎖短編集でした。
それぞれ主人公は異なって、
早期退職をしてフリーランスの50代男性
手痛い失恋に打ちひしがれる女性声優
怪我で休養することになったバスケ選手
50代で現役、今も舞台に立つストリッパー
ピアノだけが心のよりどころの女子高校生
そして、駅員の堂島さん
駅にいる九官鳥の「ハッチ」
どの章にも出てくる、小説家の時川ひさめ
作品を読み終えて思ったことは、人と関わるのは苦手でも、関わることを避けていても、どこかでたくさん支えられているのだな、と。
もちろん、傷つく事もたくさんあります。それでも、人と交わる・コミュニケーションは大切なことなんだと改めて伝えてくれたように感じました。
とても優しさが溢れていて、青山さんらしくちょっぴりファンタジーな要素もあって良かったです。
九官鳥の「ハッチ」が、何故「ハッチ」なのか。
小説家の時川ひさめがどんな人なのか。
気になりながら楽しく読めました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。