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コロナがあったからこそ出会えた、 住む場所も学年も違う亜紗・真宙・円華たち。 スターキャッチコンテストでは手作りの望遠鏡で夜空を見上げ、 星を探して大盛り上がり! そして、亜紗たちが一番の目標としていた 「ナスミス式望遠鏡」の製作も、順調に進んでいた。 でもある日、亜紗は凛久から衝撃的な知らせを聞いて…? ――離れていても、空はひとつ。 「いま」を生きるあなたに贈る、心揺さぶる物語。 【小学上級から ★★★】
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Posted by ブクログ
良かった! 数年前のことだけど、コロナの身動きとれない辛さを思い出したし、それでも頑張るみんなが眩しかった。 10代の時にこの本に出会いたかったな。 挿絵も可愛くて、天体に詳しくなくても理解しやすく、子どもでも読みやすい。 星が見たくなった。
新型コロナウイルスが流行した2020年。 さまざまな活動が自粛される中、住む場所も学年も異なる亜紗、真宙、円華たちは、宇宙を通してつながる。 手作りの望遠鏡で星を捕えるコンテストに向けて、試行錯誤が始まった。 * コロナ禍の、どこにも逃げ場がない苦しさを思い出して、息苦しくなった。 だけど爽やか。 ...続きを読む辻村深月さんの作品だったので、もう少し痛みを伴うのかなと思ったが、終始爽やかだったのは、そもそもコロナ禍が舞台だからか。 理不尽な環境の中、状況を受け入れて、その上で自分たちのできることを探していく子どもたちが愛おしい。 若いからだろうか。 コロナ禍、活動域が狭くなる中、もともと痛めていた足が一層悪化した。 寝ていても何をしていても痛みが主張し、僻み根性が著しくなった。 と、私はこうしてコロナのせいにしている。 一方で、コロナ禍だからこそできたこと、変化したこともたくさんあったと、今更ながら感じ入る。 周囲のせいにしていては一歩も前に進めないと、自分を省みた。 * ミスったなーと思ったのは、つばさ文庫で読んだこと。 大きな齟齬はないだろうけれど、やっぱり文芸版で読むべきだった。 子どもたちが読むにはいいと思う。 ぜひ読んでほしいと勧める。 でも、私はどうしてもイラストがチラついてしまったことと(イラストはかわいいけれど)、文体が気になって深く内容に入り込めなかった。
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